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Ace of diamond
ああ、なんてずるい(結城哲也)


「哲」

「…」

「哲さーん?」

「…」

「てーつっ!!」

「なんだ?」



哲はいつも難しい顔をしている。
今もそう、せっかくお昼休みに2人でいるのに将棋の本を真剣に読んで、眉間にしわ寄せてわたしなんかほったらかし



「なんで、難しい顔してるの?」

「そんなに難しい顔してるか?」



どうやら無意識らしい



「うん、とても!」

「そうか…」







会話が続かない。








「飴、あるけど食べる?」


「ああ、もらっておく」



けど、
こうやって優しいところや、無口なところだって好きだから特に文句は言ったりしない




「ふう…」



どうやら本を読み終えたらしい。


「哲ー」




わたしは、本を読み終えたことをいいことに哲に抱きつく



「とんだ甘えたがりだな」



だけど、そんな言葉とは裏腹にわたしの頭を優しくなでて抱きしめ返してくれる。






「ずっとこのままでいれたらな」






哲は時々だけど、とんでもないことをさらりと言ったりする。
そんな哲にわたしは溺れきっていて




「うん、哲と一緒にいたいー。」







ようやく甘い雰囲気になったと言うのに予鈴がなってしまった。




「予鈴なっちゃったー…」




わたしはしぶしぶ哲の膝から降りようとする


しかし、その腕は掴まれて…











やがて、唇が優しく重なった













「、戻るぞ。」





哲は何食わぬ顔をしてる
でもわたしは茹で蛸より真っ赤かもしれないなぁ…なんて思う








ああ、なんてずるい
(天然で硬派。最強だと思う)





───────
超書きたかった哲夢!
甘ったるいかんじになった…かなぁ。



あきゅろす。
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