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Ace of diamond
只今、青春開幕いたしました(小湊春市)


突然ですが、青春に憧れてます
しかし、恋なんてしたことないしイマイチよくわからないのものだ




わたしはこの春、青道高校に入学した。
だから実は少し、期待に胸を膨らましちゃったりもしてる。






そんな、わたしの物語。












「ねーねぇっ、ー!」


友達がわたしに話しかけてくる。
確か今日は、新入生の部活見学日だったかな



「あのさ、野球部!
見に行かない!?
なんか、ここの学校結構有名らしいよー」


「ん、いいよー」




この時、興味のなかったわたしは生返事をした






「ここかぁ、野球部グラウンド!」




さすが、有名なだけでかいグラウンドだ。


「あ、あれ!
うちらのクラスの子じゃない!?」



友達が目をキラキラさせてわたしを招く
正直どうでもいい。

しかし、わたしは思いのほか引き込まれた。
バッターボックスに立っている子に見覚えがあったから




「えっと…小湊くん?だっけな。」


「そうそう!
あんな小柄な子でも野球部で、すごいねっ!!」





本当に、すごかった。


小柄な体で打つ打球は吸い込まれるかのように左右、真ん中と順番に飛んでゆく。
普段教室で見る姿とは大違いだった。





「う、わ…」


かっこいい…────
















よくわからないが、
そこから目の前が真っ暗になった







「…!」






はっと目が覚めた。
すると真っ白な天井が広がっている。



「あれ?わたし…」




さっきまで、友達と野球部を見学してたはず。
で、小湊くんを見つけて、見入っちゃって…







「目、覚めた!?」




真横で声がした。
聞き覚えのある優しい声








「小湊くん…」




「よかった、オレのへましちゃった打球が当たっちゃったんだ
本当、ごめんね?」





目の前で喋っている子は間違いなく、小湊くんだった
さっき、バッターボックスに立っていたはずの小湊くんだった





「あ、大丈夫だよ!
気にしないで!
ただの不注意だったんだから…」



「でも、当てたのはオレだから謝るのは当然だよ!
えっと…
確か、涼ちゃん、だよね?」





これはまた驚いた。
だって、小湊くんわたしの名前知っているんだもの
絶対知らないと思ってた。





「そうだよ。
よく知ってたね?」



「うん、だって涼ちゃん目立ってるし!」




あー、うるさすぎたかな。と少し後悔
でも後悔より嬉しさのほうが断然大きくて






「小湊くん、小さいのに野球部ってすごいねー」


「そうかな?
でも、オレ兄貴よりすごくないからもっと頑張らなきゃ!」





素敵な笑顔をわたしに向けてくれた。









キュンッ










何かよくわからないけど、
胸がドキドキする、キュンキュンする…




「じゃぁ、オレ練習戻らなきゃ!
また教室とかで、ゆっくり喋ろうね」


「うん、ありがとね!」




お礼を言うと扉の手前で手を振ってから小湊くんは出て行った。







まだ、胸がドキドキ言ってる…。


















只今、青春開幕いたしました
(恋しちゃった…みたい)








――――――――
初、ダイヤ夢です!
春市くん可愛いもん!
これは、ご友人に向けたものです
こんなものでよろしかったのでしょうか…;



あきゅろす。
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