kissする5秒前/グリーン
※ゲーム設定です
いくら優しい優しい俺サマだとしても?
そろそろ我慢の限界だ
俺達が付き合いはじめたのは…いつだっけな
とにかく幼なじみから恋人に変わったのは確かだ
まぁ、今までの幼なじみ感覚になるのは分からんでもない
でも月日は大分流れたし
俺達ば恋人゙なわけで
キスだって抱きしめたりだって、いろいろしたいんです
「キス…していい?」
「へ……?」
ということで、とうとう俺は名前に言った
今日はジムは休み
静まり返った俺の部屋
居るのは君と俺
二人だけ
「だから、キス。してい?」
「え、何…で。どうしたの、いきなり」
「ただしたくなっただけ
俺、ずっと待ってたんだけど」
泳ぐ目
焦った表情
そんな君を見てると不安になる
でもそれ以上に溢れでるのば愛しい゙という気持ち
トン、と名前を押し倒して顔を近づける───…
「っ、待ったぁあぁああ」
「はい?」
おもいっきり押し返されて、名前は下を向いた
泣いてる?幻滅した?嫌いになった?
「名前──…。ぇ…」
下から覗くと想像してなかった、君の真っ赤な顏
「あの、ね!嫌いなんかじゃない
ただ、グリーンとの関係が壊れるかなって思っちゃって…」
君の口からはじめて聞く本音
「大丈夫、安心しろって。────目、瞑って」
君は一瞬躊躇うが
俺が少し笑ってみせると、静かに目を瞑った
『kissする5秒前』
(心臓の音が、吐息が、全てが伝わる)
***
ゲームのグリーンは時々イラッとくるよね
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