Present for you.../レッド
※ゲーム設定です
貴方は突然私の前から居なくなった
何も言わず…勝手に
キラキラと光るネオン
町中で流れている定番のクリスマスソング
今日は25日。クリスマスだ
レッドからの連絡はもう一年もない
レッドは私が旅を始めた頃に出会って、ライバルでもあった
最初はクールで、しかも強くて…気にくわなかった
でも彼と会うたびに、
彼の事を知るたびに、
私は彼に惹かれて彼に恋した
そして付き合うことになったのだが
レッドがチャンピオンになって翌日、彼は居なくなったのだ
ねぇ、どこにいるの?
私のこと─────嫌いになった?
外には雪が降ってきて、月が明るく町を照らしていた
……クリスマスなのになぁ
私は深い溜め息をついて、流れそうになる涙をおさえるために、上を向いた
すると、ちょうど前にいる人物が私の目にはっきりと映った
月明かりに照らされているのは、見覚えのある漆黒の髪
それは私の愛するあの人
「…久しぶり」
彼は一年前と同じような小さな笑顔を私に見せた
「ばか」
「何泣いてんの?」
「……何でずっと連絡寄越さないわけっ?
勝手に居なくなっちゃうし!?」
「───ごめん」
私はレッドに抱き寄せられた
レッドは強く私を抱き締め、私はそれに応えようと
彼の服を握りしめる
「好きなんだってば…一年たってもずっとずっと
だから…もう独りは嫌だよ」
「うん。…もう離さない」
チュ、と音を鳴らして再び抱き締めあう
「一度しか言わない。
─────愛してる」
今日はクリスマス
きっと貴方に会えたのは
サンタクロースからのプレゼント
(そういえば一年もどこにいってたの?)
(…シロガネ山で修行してた)
(え………!?)
『Present for you…』
***
レッドさん愛してます
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