アンタとオレの関係 マイペースだなヲイ そんな風に有志とふざけていたら、中山先生がきた。 入ってきた中川先生は目をパチクリ。 でも、間違っても抱き合ってる俺と有志を見て驚いているわけではない。 だって、俺らのこんな体勢なんて日常茶飯事だし。 んで。そんな驚いちゃってる中山先生が発した一言は。 「君たち3人は、そんなに1年生からまたやり直したいんですか?」 「「「プッ………!」」」 『ホラ言われたー。お前らここ(1-A)に来すぎなんだよー』 一方、有志たちに笑われ、俺に追い討ちをかけられた3人は。 「だってイベントもなんもなくてキミたちに会えないしぃ?」 いつの間にやら標的を和巴ちゃんに移したらしく、後ろから抱きついている春一先輩。 和巴ちゃんの眉間には皺が寄っているんだけれど、ね。 ピンク頭にはそんなことは関係ないらしい。 「遼くん抱っこしたいしぃ?」 春一先輩の口真似をする裕行会長。 「ほっとくと、俺のこと忘れそうだからな、お前は」 『んなっ、忘れるとか、どんだけだよ俺!!』 「冗談だ」 『………冗談に聞こえねぇ』 俺と夾のアホなやりとりに、中山先生が口を挟む。 「とりあえず、1A以外の所属の人は帰ってください」 そんな先生の言うことを素直にきく先輩方。 なハズもなく。 「「「後ろでおとなしくしてるんで」」」 結局居座るらしいです、この3人。 ………………いいのかよ。 ◆◇ [戻る] |