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フリオスの生き物達
第四節
早速生き物を見つけた。

「あれは…チーターか?」

チーターが凄いスピードで獲物を追いかけている。

「あれはマッハチーターです。」

「マッハチーター? 何だその名前は?」

「風と火の力を持つチーターで、全ての動物の中で一番足が速いんですよ。」

…それは確かに速いな。

「風の力で加速して、足の筋肉を火の力で活性化か。」

「最高時速は300kmにもなるんです!! でも、マラソンは苦手で1分も走れないらしいんですけどね。保って30秒が限度って聞きました。」

「…自然界は甘くない、という事か。」



その時、近くで軽い地響きのような音が聞こえた。

短い音だが、何回も鳴り響いてくる。



「!? これは!?」



とんでもなく巨大な象が、俺達の横から歩いて迫っていた。

「ドデカゾウです!! 離れないと…!!」



すぐに俺達はその象の進路から離れた。



「建物が動いているのかと思ったぞ…しかし、ドデカゾウ? そのまんまのネーミングだな。」

「体が凄く大きくて、能力も地と水と光の能力と、3つも持ってるんです。大きすぎるので下がよく見えないらしく、鼻で足下を探っても人間の子供程度の大きさでは気づけないらしいんです。」

…それは大丈夫なのか?

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