夢を見る少女は [赤黒]「君がいなくて」 僕の前から姿を消した。それは僕やその他の皆と考えが異なったから。 「赤司君。」 ーーーあの時 「どうしたんだい、黒子。」 ーーーもし俺が 「退部届けです。いくらバスケを辞めるにしても、これを出さないといけませんから。それで来ました。」 ーーー辞めるなって言えてたら 「そうか。俺の方からも顧問の先生に一言掛けて置くよ。」 ーーー俺は 「ありがとうございます。それじゃあ。」 ーーーこんな気持ちにならなかったのだろうか? 何であの時、あの場所で。たった一言、声を掛けれなかったかったのでろう。 あれから1年。僕は洛山、テツヤは誠凛高校へ進学した。だからこの距離を無くしたくて僕はーーー 君が近くに感じれるように一人称を変えたんだ。君が「僕」と自分を指していたから。 自己満足だと自分でも良く分かっている。でも、僕は。こんなにも君を愛しているんだよ。 [*前へ][次へ#] [戻る] |