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「リナリー、その水着似合ってますね。」

「ありがとうアレンくん!これ神田と色違いなんだ。」

「え、ユウもビキニ着たんさ?」


(絶対着ないイメージがあるんさけど…)



「私がお願いしたら着てくれたんだっ……けどなんか神田、テンション低いっていうかなんか暗いのよ。気分悪いのかしら…」

「ユウが?」


テンションが低いのはよくあることだが(むしろ高いほうが怖いが)、気分悪いとなったら心配だ。



「お願いよラビ、ちょっと神田のところに行ってあげて。」

「うん、わかったさぁ」



ラビは急いで海からあがり、神田のいる岸に向かった。













「ユウ〜っ」



岸に団服を着たままちょこんと膝を抱えて座って顔を俯かせた神田が顔を上げた。



「ラビ……」
「どうしたんさ?気分でも悪いんさ?」


見たところ顔色は悪くない


「いや…気分は悪くないんだが…」
「じゃあどうしたんさ? 海に入らないんさ?」

「あ…え…っと」
「あっ!もしかしてスタイルのこととか気にしてるんさ?」

「え、あ…いや…そうじゃなく…」
「やっぱユウも女の子だしそういうの気にするんさね」

「だから…別にそういうわけでは…」
「大丈夫さ!!!ユウはそこら辺の女よりずっと美人だしスタイルもいいさ!!だから団服なんか脱いで水着になるさ!!!」

「は…っ?!いや…ちょっ…まて!!!」





ガバッ






「うわ………」






「………ッんなにジロジロ見んなよ…っ」




絹のような白い肌に黒いビキニが似合い、恥ずかしさから若干赤く染まる頬が色気を増させる…



「ヤバい……むちゃくちゃ似合いすぎさ」




「似合ってるワケねえだろっ…リナリーのほうが似合ってるから」

「リナリーは色違いで白だったさね。アレンがみとれてたさ」

「モヤシが?」

「うん、リナリーが来たときは冷静なふりしてたけどオレたちのところに走ってきたリナリー見て顔真っ赤に染めたさ」

「は…っモヤシが」

「まぁリナリーも似合ってさけど、オレにとっては恋人のユウが一番似合ってて綺麗さっ」



「〜〜ッ!!」



こんな言葉にも顔を真っ赤にする神田はいつもの任務での姿を忘れさせるくらい女の子らしい








「…ってなワケでオレたちも海に入って楽しむさぁ」


がしっとラビは神田の手をつかんで海に入ろうとした。しかし
ない神田は言葉を濁す





「え…っと…だ、だから実は俺…み、み…ずが…」






(もしかして……)










「ユウ、泳げないんさ?」








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