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裏小説
4ニャア
「僕…、病気かもしれないんだ。」

ポロポロとレインの翡翠色の瞳から涙が溢れ出た。
一気に頭が冷える。
私は彼の祖母を昨年の冬に看取ったばかりだった。

「病気!?」
「そうなんだ…。変な所から膿が出て、全部出そうとしても止まらなくて怖くなって!どうしよう、婆ちゃんみたいに死んじゃったら。」
「レイン、膿が止まらないのは何処だ。いつからだ?詳しく教えてくれ。」

猫人は体が強く出来ているので、医学が未発達で迷信の域を越えていない。その為、病にかかった時に手遅れになる事が多く、私が村で医者の真似事をしているのもその為だ。

レインに話しかけながら慌てて、猫人専門の医学書を取りに行く。猫人の体の構造は人とは微妙に違う為、どうしても必要だ。

「…。」
「どうしたレイン?何処から膿が出るんだ?」
「言えない…。」

何故か顔を真っ赤にしてレインは俯いてしまった。

「症状や患部が分からなければ診断しようがないんだが…。」
「うるさいヤブ医者!医者だったら見なくても治せよ!」
「無茶苦茶言うな!」

ブーブー文句言うレインに少々苛立つ。

いくら可愛いらしくても、彼の命がかかってるかもしれないのだ。
少し厳しく机を叩く。

「早く言いなさい!言わなければ服を剥いて全裸にして体の隅々まで触診するぞ!」
「へっ変態!」
「知らん!」

暫く睨み合うが、レインは観念したのか、目線を外して渋々口を開いた。

「ぼ…チ…だょ」
「?聞こえない。」
「僕のチンコだよ!!」

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あきゅろす。
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