学園生活〜ヴァンクール〜
※ヴァンクール視点



俺は教室の前に立つ。
久しぶりだ、学校なんて。
安全だった昔は子供たちはアストラシアまで学校に行っていたが、俺が15になった時には子供の数は減って危険だったから学校制度は廃止され、バレンチア内での教育となった。

隣でマリは目をキラキラさせていた
(故郷。だよな…)
マリはにっこりして
『そうだよ。きっと知ってる人がいるから。』


俺の胸は重くなった。
もしマリを俺の心刀にしなければ…

俺は扉を開けた。
盛大な拍手に迎えられ、俺は中へ入っていった。
「白鳥陸です。よろしくお願いします。」

ペコリとお辞儀して指定された席に向かう。


休み時間。
クラスのみんなにメアドを聞かれて教えていた。
すると肩をたたかれた。
「ちょっといいか?」
こいつは見たことがあった。
『!晴輝ー!』
そう中村晴輝。
…マリの幼馴染み。
少ししか見たことがないがこいつは俺の顔を覚えてる。


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