学園生活〜アシェル〜


俺は一度受けた教育をもう一度受けることになった。『懐かしいね、高校。』
フレイルがうっとりしている。

ガラッ

俺はどきどきしていては駄目だと決心して、堂々と入っていった。

「白鳥空です。よろしくお願いします。」
俺はニコニコしながらまずは第一印象を稼ぐことに成功した。
『すごいよ!アシェル。
第一印象はばっちし!』
フレイルがあまりにも誉めるので、照れ臭い。

授業は高校ではまあまあの俺はやはり理解度もまあまあで、忘れていたのを思い出す授業だった。


俺はなかなか人気者になった。まだまだ若いな。
と訳のわからないことを考えていた。


昼休み、飯を食べているとシエルから一件のメール。内容は
「自分の能力のことをまだしゃべるな。」
というものだった。


するととなりにいた、相田悟史が
「彼女かー?」
とからかってきた。

カレンの顔がうかんだ。
この携帯を渡せたらなー
「図星なの…?」
悟史が驚いている。
「あっ。違うよー
ぼーっとしてたんだ。」
するともう一人の前原透が「なんでヒロが松本にお熱なんだ?」

周りの全員が
「さぁー」
と言って首を傾げた。
俺が驚いていると透が
「今はいないけど俺たちともう一人一緒に飯を食ってるやつがいるんだよ。
芳賀寛人っていうんだけど、なんか松本杏理っていう子を気にしてるのがバレバレなんだよな!」
こんなメガネしてるんだ。
と言って指で大きなメガネの形を作った。

『きっとその子とてもいい子なんだよ〜。』
フレイルはニコニコしている。
(メガネを外せば美女っていうパターンかもな。


高校っていいよなー。)
恋も勉強も一生懸命。
戦いなんか縁のない存在でいたいのに。


この時間が平和すぎたんだな

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