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「そうか。よかった。」


安心したように息を吐き出す会長に、こちらも安心する。

忙しくてあんまり眠れていないだろう会長を、関係ないことで煩わせてしまった。
だけどそれと同時に、俺のことを心配して走ってきてくれた会長に心が暖かくなるのがわかる。



一言でいうと、とてもうれしいということで。



手に当たるシーツをぎゅっと握る。


たとえ同じ気持ちじゃなくたって、会長は俺を見てくれてる。
走ってきてくれる。

それはたぶん凄いことで、とっても幸せなことで。


俺、さっき転校生に会った時酷いことを言った気がする。会長と転校生は、たぶん気持ちが一緒だから。

俺とは違うって、そう思ったから。



......あー。ダメだ、気持ちが沈む。





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