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そして問題は、
「......君も一緒にきてくれるかな。事情も聞かなきゃいけないし。」
「はぁ!? なんでだよっ。意味わかんねぇ!! こいつらが突っかかってきたんだぞ! 俺は悪くない!」
「いや、まぁそうかもしれないけど。規則だから、」
「俺はいかない!!」
やはり。怒ったような表情でこちらに詰めよってくる転校生に、些かうんざりしてしてまう。
転校生が自分たちを殴ろうとしたことを思い出したのか、怯えるように身を小さくした二人を背中の後ろへ隠す。
「俺は絶対いかないからなっ!!」
「でも君、殴ろうとしたでしょ。先に言ってきたのは彼らかもしれないけど、殴ろうとしたのはいけないよ。」
「でも俺はっ!」
「別に罰則があるわけじゃないから。君は被害者だし。ちょっと一緒に来てほしいだけで、」
「いかない!! だいたい、アイツらが変なこと言ったのがいけないんだろ! り、理巧が迷惑してるとかっ。そんな訳ないのにっ!」
足で地面をどんどん踏み鳴らしながら会長の名前を叫ぶ転校生に、だんだんと気持ちが冷めていくのがわかる。今まで押さえつけていた、嫌な気持ちも一緒に出てきそうで。
胸が痛い。心臓のあたりをぎゅっと握る。
あぁ、いやだ。
ほんとにいやだ。
目の前の転校生を見る。
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