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君も詐欺師。

月島の手が突然止まって、ピクピクと震えだした。

「……月島?」

「すみませんっ……こんなに気持ちいいの、初めてで…」

「お前、童貞?」

月島は真っ赤な顔で頷くと、「すみません…」とまた謝る。

「……俺も童貞だけど」

遠慮がちにカミングアウトをすると、月島の顔が少し明るくなった。

「嬉しいのか?」

「……えっ、はい。すみません…」

「イメージと違ってガッカリ」とか言われるかと思ったら、そんなことないのか。
そう思ったら、俺も少し嬉しくなった。

「……イかせてやろうか?」

月島に一歩近付くと、一歩引き下がられた。嫌なのかと思って戻ると、今度は月島が慌てて近付いてきた。

「よ……よかったら、お願い致します…」

“致します”ってなんだ…
ゆっくり月島のそれに手をかけると、ピクリと動いた。

「あ、あぁっ!!気持ち、いいっ…」

「あんまでけぇ声出すな……見つかったらどうすんだ」

「すみませ……は、んっ……んぅっ」

声を押し殺そうと必死の息遣いが、余計にエロい。
男だってわかってても、興奮せずにいらんねぇだろ…

「お前……マジで、エロゲとか出た方がいいんじゃねぇの?」

「そんなっ……僕、そういう声出せないし…」

「今、出してるだろ?」

「こ、これは……千川先輩が触ってくれてるから……あんっ」

……やべぇ。
可愛いかもしんねぇ…

「……お前のこういう声、聴きたがってる奴たくさんいんのにな」

「こんなの……はぁっ……千川先輩の前でしか、無理ですっ…」

「……俺の前、だけ?」

必死に何度も頷く月島。
ワザトなのだろうか。独占欲をかきたてられる。

「あ、あの……僕、イきそっ…」

月島が俺の手を制止しようとしてるけど、ここまで来たらもう、イってほしかった。
そのまま俺は月島のモノをしごき続ける。

「やぁっ……イっちゃう…」

「月島……我慢すんな」

「えっ、あっ……いくっ、イくぅ…」

エロい。
もう男とか女とかどうでも良くなっていた。tsuki.のこんなにエロい声を俺だけが独り占めしていると思うだけで、ムラムラして止まらない。

「あ、イくっ志央っ!!あんっ…」

結局月島は最後までtsuki.の声で喘ぎ続け、俺の手に射精した。

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