黒バス
幻の6人目1
生憎の空模様の中、俺は練習に参加することもできず、無性にイライラしていた。
「(退院はしたけど、ギプスは付いてるから練習なんてしたら悪化するに決まってる。けどさ、けどさ……。)」
それぞれストレッチをしている彼等を見ると、動きたくなってくるわけで
「(………くそぅ。)」
行き場のない感情は、表情として表に出た。
「(うわ〜…。すっごいやりたそう……。)」
イライラムズムズしている白栖を、相田は横目に見ていた。
「ロード削った分練習時間余るな…どーする?カントク。」
訪ねた日向に相田は少し考え、こう言った。
「(一年生の実力も見たかったし......)ちょーどいいかもね。5対5のミニゲームやろう!一年対二年で。」
そうして、一年対二年のミニゲームが始まった。
もちろん俺は見学。不愉快極まりない。つまんない。
仕方なくミニゲームを見守ることにしよう。
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