【淫魔都市】B マララとヌーブラとティンポスキー

 ティンポスキーが言った。
「わかりました、それでは明後日。コロシアムでセックス勝負を行いましょう……手加減はしませんから、先にこちらの勇者三名を紹介しましょう」
 数分後……淫靡キャッスルの下の階から、一組の裸のカップルが市長室にやって来た。
 ティンポスキーが男と女の裸体を撫で回しながら紹介する。
「この二人が淫魔族の勇者……鋼男根の『マララ』と無敵性器の『ヌーブラ』……そして三人目の勇者はわたくし、男好きの『ティンポスキー』この三名がお相手します」
 淫魔族の三勇者は自信満々の笑みを浮かべた。

 明後日……淫魔都市のコロシアムには、セックス試合の噂を聞きつけた淫魔族や、三百人の市民となった真地球人たちも詰めかけて試合開始前から熱い声援を送っていた。
 軍医タコが選出した三名は響子、我美、乙姫の三名だった。
 乙姫の後方には八体の献体チ●コ、通称・八本槍が眠るカプセルが並べ置かれていた。
 乙姫が隣に立つ我美の腕を、指でツンツンつつきながら小声で言った。
「あんた、女市長の相手をするつもり」
「そのつもり、っスけれど」
「あたしに相手を譲りなさいよ、市長の相手はあたしがするから」
「ま、別に構わないっスけれど」
 セックス試合のルールが発表される……試合は男女の性器結合のみ、ディルドーによる手淫責めは認められない。相手を先に絶頂させた方の勝ちとする。
 ルールが発表された瞬間、コロシアムの客席からどよめきが起こる。
「おいおい、タコ側女三人だぞ……女にはチ●コ生えてないじゃないか
「こりゃ、闘う前から勝負あったな……オレたち囚われ市民を解放してくれる救世主かと思ったが、期待はずれか」
 落胆したタメ息が聞こえる中、余興の『アメノウズメダンス』がコロシアム中央で公開される。
 淫らに肢体を揺すり、腰を振り、乳房を揉み回し、乳首に舌を這わせる淫舞に。コロシアム内のエロ度は一気に上昇して客席では脱衣して裸になる者が続出した。
 さらに欲情した市民たちが、男と女で性交を開始すると客席を回り、男性性器に避妊具を装着して回るコンドーム小僧の姿があった。
「はい、試合中の子作りはダメですよぅ……避妊しないと赤ちゃんできちゃいますよぅ、セッセ、セッセ」
 ウズウズのダンスも終わり第一試合の、マララと響子が中央に設置されたベットのところに歩み寄る。
 響子は、すでに臨戦態勢の裸体で、マララの近くには削岩重機。そしてマララはビーグル犬を一匹、裸体で抱いていた。
 ビーグル犬を抱いたマララが言った。
「下の世界から来た女か……可哀想に、おまえたちはここで負けて一生都市から出られない。負ける前に一つ教えてやろう、なぜオレたち三人が淫魔の勇者と呼ばれているのか……それはオレたち三人が二つ以上のモノと合体できるからだ、見せてやろうオレが合体した姿のセックスを」
 マララの体が光り、マララとビーグル犬が合体した……先端が白い立ち尾が尾骨から生え、垂れた犬耳、鼻先も犬の鼻先に変わっていた……男性性器も犬のモノに近くなる。
「この姿で、お前を犯すワン」
 響子がベットに仰向けに横たわると、犬と合体て仁王立ちしたマララの性器に、走ってきたコンドーム小僧が避妊具を装着する。
「太いチ●コを避妊しますからね……セッセ、セッセ」
 準備が整ったマララが背中を丸めたうつ伏せになった響子に背後から重なり、チ●コを挿入する……ズニュゥゥ。
 挿入に反応した響子の口から「あッ」という短い呻き声が漏れる、マララは抽送を開始した。
「ハァハァハァ……犬のチ●コでイカせるワン」
「あうぅぅぅ」
 ケダモノ体位でセックスをするマララの腰が、いやらしく動く。
「ハァハァハァハァ……なかなか、しぶといワン。真地球の女たちなら挿入されただけでイッていたワン……別の姿に変わるワン」
 ペニスを抜去して 背中丸めうつ伏せの響子から離れたマララの体から、ビーグル犬が分離する。
 マララはキャタピラーが付いた、中型掘削重機の隣に立つ。
「今度はこの掘削機と合体してやる」
 マララと掘削機が光りに包まれ、マララの下半身が掘削重機と合体した姿に変わった。
 その姿は下半身がタンクの怪女、恐華の姿を彷彿させた。




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あきゅろす。
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