白我美覚醒A『デンチュウ』登場!君に決めた!

 黒我美は白我美を連れて『真日本国』国境近くの大地に伸びる女性性器そっくりの、亀裂渓谷の谷底へとやって来た。
「この場所だったら、着衣人類も滅多に近づかないっスね」 両側が絶壁になっている大地の亀裂を、底の方から黒我美は見上げる。
「師匠、こんな所に連れてきて何をするんスか?」
「これからボクは鬼になるっス」
 そう言うと黒我美は、変身ベルトとエレキギターを出現させた。
「ボク参上……ボクは最初からクライマックスっス……変身」
 黒我美の額から鬼の角がニョキニョキ生えてきた。
 手にしたエレキギター〔エロ気ギター〕の尖った下側を地面に立てるように突き刺して引き抜くと、地中に自生している新鮮なチ●コキノコがくっついてきた。
「このチ●コを、白我美のマ●コ突き刺して刺激を与えるっス」
 黒我美は、白我美の性器穴にエロ気ギターのチ●コを突き刺すと抜き挿しをしながら。激しく弦を掻き鳴らした。
 淫らな調べの音撃が、白我美の子宮を揺さぶる。
「うわぁおおッ!?」
「耐えてみるっス……この程度のバイブでイクような、ヤワなマ●コじゃないはずっス!! 跳ね返してみるっス!! 師匠を越えてみるっス!!」
「うぅあぅ……イカないっス!」
 白我美の手にもエロ気ギターが出現する。白我美が前髪を弾くと弦楽器のような音色が響いた。
 白我美が黒我美のマ●コ穴に、エロ気ギターのチ●コを突き刺し掻き回すように鳴らす。
「うッ!?」
「はぁはぁはぁ……白我美の魂のビート受けてみるっス……それそれ」
 互いのマ●コをセッションさせるように、激しい音色が渓谷に鳴り響く。
「「うあぁぁぁぁッ!!!」」
 黒我美の方のエロ気ギターチ●コが砕け。黒我美は激しく日焼け裸体をガクガク痙攣させる。
 立っていられないほどのバイブ攻撃に、内股気味になった黒我美の股を愛液が垂れる。

 黒我美が眉間を寄せた絶頂困り顔で、オーガズムに到達する。
「うわぁぁ……白我美にイカされてしまうっス……イグぅぅ」
 黒我美を絶頂させた白我美が、ギターチ●コを引き抜くと、黒我美はビキニの日焼け後が残る尻を見せて、うつ伏せに倒れた。
「はふーっ、見事っス。白我美。師匠としてもう何も教えるコトは無いっス……師匠の屍を越えていくっス……ガクっ」
「師匠ぅぅ!! わかったっス、これからは一人で修羅の道を歩んでいくっス」
 黒我美と白我美が茶番を演じていると、渓谷の上の方から声が聞こえてきた。
「見させてもらったでチュウ……一人特化能力を認めるでチュウ! 君に決めたでチュウ! デンッ、デンッ、デンッ!」

 白我美が声が聞こえてきた方を見上げると、一人の裸女がヒップを白我美の方に向けた格好で落下してきた。
 この時、白我美はなぜか自分に宿る特化能力のお約束で、落下してくる裸女を避けてはいけない気がした……裸女のヒップと白我美の顔面が衝突する。
「デンッデンッデンッ! デンチュウ!」
「むぎゅッ」
 白我美の顔面にヒッブからぶつかった謎の裸女は、クルッと前方空中回転で四つ這い着地する。
 鼻先を押さえた白我美が落ちてきた裸女に質問する。
「な、なんすか? キミは?」

「『な、なんすか? キミは?』と聞かれたら教えてあげるでチュウ……つねに白我美につかず離れず近くにいる。呼べば来る来る、愛らしい妖精さんの『デンチュウ』でチュウ」



「デンチュウ?」
 うつ伏せで倒れている黒我美が、顔を横に向けて言った。
「やっと、サポート妖精が現れたっスか」
「どういうコトっスか? 師匠?」
「軍医タコが言っていた……『我』を『美しい』と思う女が我美だと。白我美が一人で特化能力を使うためには、パートナー妖精の力が必要っス」
「そうでチュウ、白我美が、そのレベルに到達するまで待っていたでチュウ」
 デンチュウの裸女は白我美の前側から肩に登ろうとして、白我美に手で払い落とされる。
 黒我美が言った。
「さあ、キラーエースのところに行って、完全覚醒した白我美の力を見せてやるっス」


 その頃……キラーエースは『真日本国』首都の上空に浮かび、スクランブル交差点の雑踏を眺めていた。
「まるで、群がる虫のように着衣人類だらけの国ぜよ……大量ゲットできそうぜよ」

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