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華を咲かせよう
2.



えっ?誰??
でも、生徒会室に入れるってことは
役員さん??

「あぁ、深。
やっと帰ってきたんですね?」

背後から蒼斗先輩の声。
やっぱり役員さんだったみたい。
僕、頭いい〜←

「うん、ごめん。
弓道と剣道とか色々助けに行ってた」

「助けと言うより助っ人だろ?
仕事サボってた分、
机に多目に仕事置いといたから」

「会長もサボっててましたけどね」

「あぁ?俺はいいんだよ」

「兄様がやらないなら僕もやらない」

「貴方たち兄弟は……はぁ」

「………蒼斗、俺頑張るよ」

と、目の前で生徒会の皆さんの会話。
僕たちは無視ですね…!

「蒼斗先輩、この人は役員さんですか?」

無視されてたので会話に突っ込んでみる。
でも、答えてくれたのは蒼斗先輩じゃなく、

「浪風 深(なみかぜ しん)。生徒会の会計だ」

と、一先輩が答えてくれた。
でも、僕がお礼を言うまでずっと蒼斗先輩を睨んでたのは何故でしょう??

「…………ん、よろしく」

深先輩はそれだけしか言わず、
恐らく自分の机の方に向かっていった。

「無口キャラなのか?あの人は?」

僕もひーくんに同意。
今まで会った人より
もの凄い口数少ないもん。

「無口と言うよりただの恥ずかしがりやですから、気にしないであげてください」

恥ずかしがりや…?
そんな風には見えないけど…
でも友達になりたいな…。

「あぁ、一応言っとくがあいつ、
二年生だから」

足を組み直しながら一先輩が一言。

「二年生?!あの背で?!高すぎねーか?!」

「背ぐらいで
学年は決まらないよ〜、日向」

「そりゃー分かってるけど高くね?」

またまたひーくんに同意。

「2メートルくらいありそうだよね…!
僕もあれくらい欲しいなぁ」

「つくるは今のままで」

と、かなくんの制止。

「ん〜、要の言う通りかな。
あんなに大きいと俺、
つくるをおんぶできないし」

「おんぶする気なのか、凪。
でも、つくるはその方が可愛いぞ?」

「つーちゃんはそれくらいの方が可愛い♪
つーか、小さい子を犯してるみたいに感じr((蹴

「千夜、ここで死ぬか?」

「止めろ。ここは生徒会室だ。
俺が始末しとく」

「お母さんも会長さんも冗談だよ?!」

「でも、つくるさんは
それくらいがいいと思いますよ?」

「……………むぅ!
絶対大きくなる!!可愛いくないもんっ!
べっーだ!!」

と、べっーと舌を出して皆を見たら、
望先輩とここにいない深先輩以外全員顔を剃らして真っ赤になってた。

なんで??







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