華を咲かせよう 1.知りたい 蒼斗said 初対面の印象は幼い…だ。 入学式で会長のことを兄様と呼んだのは衝撃でしたが。なんせ、ブラコンの副会長の制裁は私でさえ怖いと感じる。 まぁ、私には関係ありませんね。 どっちかと言うと2人がきちんと仕事さえしてくだされば私には関係ない。 そんなことを私は 入学式の最中に考えていた。 会長があの子を呼んだ。 まぁ当然のことでしょう。 あの会長だ、どうせまた気に入ったなどいってセフレ…と言うか性欲処理者にするでしょう。そして、処理者にされた人は副会長に制裁される。また、2人は尚更仕事をしなくなる。本当悪循環です。 生徒会室にあの子が入ってきた。 他に何人が入ってきましたが、護衛とかでしょうか。会長と副会長が少し不機嫌になった事は見なかったことに。まぁ、ここで初めて私はこの子を見ました。初めてって言うのは少し違いますね。きちんと見たが正しいでしょう。 その時、私は何かを感じた。 言葉では表せない何かを。 一言言えるなら、気になるでしょうか? 名前も知らないこの子のことが知りたい… この一瞬でこう思うのは不自然でしょう。 私もそう思います。 ですが、自己紹介をして名前を知ったときこの名前はもうけっして忘れないと感じた。 困った顔をしたとき助けたいと思った。 ふにゃんとした笑顔を守りたいと 誓いかけた。 べっーと出した舌がとても官能的に見えた。 さて私のこの感情は何でしょうか………? 飽き性な私…すぐに知りたいと思ったことに飽き、違うことに興味を持つと理性は考えた。 だけど、本能だけは違ったんです…。 ←→ [戻る] |