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華を咲かせよう
1.会長VS要


「会長さん……?」

「名前で呼べ」

「あっ、すみません…。
えっと一先輩、僕、男なんですけど?」

「可愛らしい顔してるが
男だと知ってるぞ」

知っているならなぜ彼女??
春だから生徒会長でもボケるのかな?

「後、ボケてねぇから」

………心読まれてる?!

「はぁ、顔に出てんだよ」

「あっ、なるほど……すみません?」

僕と一先輩で言葉の
キャッチボールをしてたら

「会長さ〜ん、つーちゃんを
彼女ってどういう事?」

と、突然千くんも加わった。

「ちゃんと説明して貰えますよね?」

そして、凪ちゃんも…。
かなくんやひーくんは何も言ってないけどさっきより顔の怖さが悪化している。

「説明も何も俺が気に入ったんだ。
だから、彼女にする…それだけだ」

「気に入ったからって
つくるは物じゃないですよ?」

「うるせぇ、雑魚」

「なぁっ?!」

反論した凪ちゃんを雑魚呼ばわり。
それに許せなくて言い換えそうとしたら

「おい、クズ会長」

と、かなくんが反論。
でも、これも口が悪い…
かなくんだから仕方ないかな…。

「おい、クズとは何だ」

「お前のことだよ。
それにも気づかねぇのか?」

「あんたっ!!兄様になんて事を!!」

「うるせぇ、脇役は引っ込んでろ」

「脇役っ?!」

副会長さんが兄である一先輩をフォロー?しようとしたらかなくんが一刀両断。
しかも、脇役だなんて……かなくん言い過ぎだと思う。

一先輩も少し眉間にシワを寄せながら
副会長さんに下がってろって意味っぽい指示を出して、また一先輩とかなくんの言い争いが始まった。

「つくるは俺たちのだ。
突然出てきたクズは引っ込んでろよ」

僕、いつものまに
かなくんたちの物になったんだろう?

「お前が引っ込んでろ。
それに気に入ったものを近くに置いて何が悪い」

「悪いも何もてめーみたいな奴に
つくるを渡したらヤり捨てだろーが。
そんなクズ野郎に渡すか」

「たかが噂ごときに信じやがって。
これだから低能な輩は…」

「低能なのはてめぇだろ?」

と、うんまぁお互い口がもの凄く悪い事が分かった。千くんとひーくんは何故か笑っている…謎だね。
でも、副会長さんと書記さん?たちは何かに驚いていた。2人の目の前には一先輩。
一先輩のどこかに驚く所があったのかな??

「つくる…」

ボソッと隣の凪ちゃんから呼ばれた。
何かな?と顔だけ凪ちゃんに向けたら、

「もう疲れたから先に帰ろうか?」

と、げっそりした顔で言う凪ちゃんがいた。






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あきゅろす。
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