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episode1-12



「んじゃ、学校終わったら行くってばよ!」



最終的にシカマルが折れ、約束を取り付ける事に成功したナルトは勢い良くカーテンを明け飛び出した。



「店長ー!お疲れ様だってばよ!」



Tシャツにジーパン、カラフルなハイカットのスニーカーに着替えたナルトはパソコンに向き合うカカシを覗きこんだ。



「え、あ…お疲れさん…。」



どもるカカシにナルトは顔をしかめる。



「店長?どうしたってば?」



「いや、なんでもないよ。」



そう言うカカシの目は泳いでいる。



未だ顔を歪めたままのナルトにカカシはごまかす様に話題を逸らす。



「学校行くのに手ぶらなの?」



これから学校だと言うのにカバン一つ持っていないナルト。



「え?あぁ、置きべんだってばよ!」



「置きべん?」



聞き慣れない言葉に首を傾げるとナルトは目を見開いて



「店長、置きべん知んねーの?教科書とか全部学校の机とかロッカーに置きっぱなしって事だってばよ!」



"やっぱ店長、歳とってんだな!"とイタズラっぽい笑みで説明した。



「あぁ、そういうこと。」



オッサン扱いされた事にカチンときたが、置きべんを知らなかったのも事実。



やっぱり歳とったのかな、なんてガッカリしていると



「やべ!時間ねーってば!じゃあなっ店長!!」



片手をあげて別れを告げ、ナルトは嵐のように去って行った。

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あきゅろす。
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