「よし。」 鏡の前で最終チェックをする。 今日は待ちに待った名前ちゃんとデート! 学校帰りに一緒に帰ることとかはあったけど、ちゃんと待ち合わせをして出かけるのは始めてて、いわゆる初デートってやつ。 付き合って1ヶ月目で『初』ってのは一般的に遅すぎるかもしれない。 いそがしい自分の事を理解してくれる彼女は本当に優しい 時間に遅れないように待ち合わせ場所に行くと すでに名前ちゃんが待っていた。 「ごめん!待った?」 「うんん、私も今着いたところだよ」 いつもよりちょっぴりぎこちなく笑う名前ちゃん。 白のワンピースに薄地のカーデガンという可愛い格好で 少し化粧もしていてちょっぴり大人っぽい 「あ、この格好変かな?」 じっと見ている俺を疑問に思ったのかちょっと控えめに言われた 「全然!」と慌てて返す。 「その...可愛いなと思って。」 「あ、りがとう。」 ちょっと赤く染まった頬がまた可愛いくて「聖くんもかっこいい」と小さく言ってくれた 思い切って手を出したら、にっこりやわらかい笑みを浮かべ手を握ってくれた 君との距離が近くてこのドキドキが聞こえてしまわないか 楽しんでくれるかな? そんな事で頭はいっぱい。 デートコースはすっごくベタだったけどそれでも名前ちゃんがくれる笑顔がすごく幸せに感じた。 この時間が止まってしまえばいいのに。 -ao- なんて中途半端(笑)すいません、ただ聖くんとデートがしたかっただけです。聖くんはすっごくプランとか立ててくれそう... お戻りはブラウザバックでお願いします |