新感覚RPG Sexual Fighter(本編)
◆地下◆
本来このビルには地下はない。
エレベータにも地下のボタンはないし階段も見当たらない。メーカー本社の人間も多く関与するこの建物だが、地下の存在を知るのはおそらくこのちぐひに関係する組織だけなのだろう。
エレベータに乗ってちぐひはDIOをいじり始めた。
すると機械的な音声が発せられた。
―認識完了。プログラムロック解除。
ちぐひのDIOの側面から赤い光がレーザーのようにエレベーターの壁を照らすと光のあたった部分からプログラムが変更されているのか通路が現れた。
ち】『なかなかでしょ?』
高】『あんまり製作プログラマー泣かせな事はしちゃだめですって。』
高弘は笑いながら答えた。
二人は薄暗い通路を進み違うエレベーターに乗り込んだ。
ち】『とりあえず、ココが私の本拠地になるわけ。』
高】『ふぅん・・・なかなか。で、僕をここに呼んだからには話があるんですよね?』
ち】『実は今回の件・・・このさいテロリスト集団とでも言いたいんだけどさ、奴等の仲間の一人の痕跡からID下8桁を割り出したのね・・・うちの子が。』
高】『・・・あ、いつものあの子ですか?』
ち】『そうそう。一番の部下だもんっ』
高】『今、語尾にハート付いてるような雰囲気でしたけど・・・』
ち】『・・・んなことねぇよ!ばーか。死ねばいいのに』
高】『・・・で、下8桁てことは所属が判明したんですね?間違いなく特定ですか?』
ち】『これ・・・【45450721】送られてきたの。』
高】『コッコレは!?卑猥すぎる・・・シコシコオ○ニィって・・・あれ?これって・・・?』
ち】『・・そうゆうこと。』
高】『そんな!何かの間違いだ!』
ち】『何を根拠に?』
高】『この所属チーム内では被害地域へ足を運べる人はいません。レベルが足りない。』
ち】『そう・・ね。でも私達がどんなに調べてもデータをいじった痕跡はないのよ。重複の可能性もないと思うけど?』
高】『確かに重複はないです。保証します。でも・・・そのIDは僕らのチーム。蓮さんが作ったグループIDです。僕らはログインから今まで一緒に行動しています。誤魔化しようがない。』
ち】『・・・あ』
高】『え??』
ち】『いるじゃん。ひとりだけ。』
高】『・・・・あ。』
ち・高】『天降淋 花音!!』
DIOで誰かを呼び出すちぐひ。
?】『はいはーい?』
ち】『おう。バックリ調べたい事あんだけど全裸で』
?】『まぢで?バックリ張り切っちゃうよ割れ目が』
ち】『大至急お願い全裸で』
?】『まかせて!詳細資料メールして全裸で!速攻調べて報告するから割れ目が!!』
高】『相変わらずですね・・・はぁ。』
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