新感覚RPG Sexual Fighter(本編)
◆特訓の成果◆
あれから２日。徹底的にちぐひは技や知識、仕草のひとつまで叩き込んだ。それは初日にも増して厳しくハードな物だった。みんなの血と汁と涙の結晶は確実にレベルとして実感することができた。
そして、今日はそれぞれの初出勤の日になる。言わばパセラ卒業といった所だ。後は直接店や会社に行きDIOでデータ確認するだけの簡単な手続きで登録が完了するらしい。
２日ぶりに全員が集められこれから仕事までの流れを簡単に説明された。
藍】『あーなんか筋肉痛かも･･･』
勝】『俺も･･てゆうか仕事前にかなり疲れた。』
惚】『･･･』
惚乃花は相変わらずちぐひを意識してしまい顔を上げられないようだ。
蓮】『僕はもう昨日のうちに手続きを済ませてある。』
桜】『さすが〜ッ！じゃあ、初日から私を同伴出勤させてよ〜！』
高】『えぇ！蓮さんと同伴するんですか！？』
惚】『え･･え･･･蓮様？？行っちゃうんですか？』
ち】『いいね。蓮さんそうしてあげて下さい。何事も最初が肝心だから。』
蓮】『そうか…わかった。』
ち】『高弘は初日から接客させてもらえるかわからないし、惚乃花はコピー作業で忙しいでしょ。』
惚】『…ハイ』
ち】『ぢゃ、みんな頑張りなよ！！何かあったら連絡してきな』
藍】『うぃっす！色々お世話様っしたッ！！』
勝】『あざッした！お疲れ様ッす！！』
藍と勝は威勢よく頭を下げた。
元々体育会系の二人はなんだかんだちぐひと意気投合していたようだ。
桜】『アタシもホスト顔負けの色恋でナンバーワンになるから！』
桜はそう言ってウインクをした。
飛びっきりの営業スマイルが愛らしく、その魅力に翻弄されて近隣のトラックが転倒してしまった。
ち】『甘い…ウインクならこれぐらいしなさい』
そう言ってちぐひも営業スマイルでウインクをする。
今度はアダルティでセクシーなオーラが上空の飛行機を墜落させてしまった。
桜】『…さすがね。
アタシも負けてらんないわ！』
そう言って桜はちぐひを見た。
ちぐひもまたその視線に応える。
そして穏やかに微笑みあった。
なんだか好敵手というよりは姉妹の様な二人だ。
蓮】『世話になったな、感謝する』
ち】『恐縮の至りですわ。
どうかお気を付けて、微弱ながらに支援しています。
ご健闘を』
相変わらず蓮の前では豹変するようだ。
先程までの大雑把な恐いねーちゃんは消え、上品に畏まってお辞儀をするちぐひ。
惚乃花はまだちぐひを直視できないでいた。頭の中でエンドレスリピートする桃色体験が原因だろう。
それでも惚乃花はただ愛玩具になっていた訳ではない。
その身をもってちぐひの強烈な妙技を体感し、叩き込まれたのだ。
そして一人の風俗嬢として確かなものを身に付けた…
『お礼をいいたい』…その一心で羞恥心を押し切り、惚乃花は蓮の背中からぴょこっと姿を現した。
［次へ#］
[戻る]
[小説ﾅﾋﾞ|小説大賞]
無料HPエムペ！
携帯モード]
[
URL送信]
