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新感覚RPG Sexual Fighter(本編)
◆パセラへ◆
惚】『なんかあったのかな…』

自然とEの窓口に目が行く…

奇抜な担当者に心当たりがあるだけ、心配になった。


藍】『おまたへー♪』

その時タイミングよく扉が開き、藍が出てきた。

―が、その姿は何故か傷だらけでHPの残り少ない。
しかもレベルアップしている…

全】『何かあった?!』

全員が驚愕する中、勝だけは何かを察した顔をした。


勝】『ちょっ…藍、ちょいこっち来い』

何やら様子がおかしい勝に手招きされて、二人は待合室の隅に距離を取った。

勝】『お前の担当者…もしかして拳法使う奴だった?!』

その言葉に驚き興奮する藍。

藍】『え…うん!秘孔つくの!!
もしかして勝さんも?!』

勝】『ああ!
すんげーマッチョだったろ!!』

藍】『そうそう!すっげーガタイいいんだよね!超強そうでさーっ!!』

勝】『だよなッ!!俺思わずスロット思い出しちゃったよ!』

藍】『わかるわかる!何故か思い出しちゃうよね!!』

勝】『なんかアイツ兄弟探してるらしーぜ』

藍】『聞いた聞いたーッ!
決戦中だったらしいじゃん?大変だよねー』

なにやら盛り上がる二人。

桜】『なに?なんかあったのかしら?』

惚・蓮】『さぁ…』

勝】『いやー同じ担当者に当たるなんて偶然だよなーッ』

藍】『本当!超ウケるんだけどッ!』

ハイテンションで戻ってくる二人。
何か勘違いをしているが、当人達は全く気付いていない…。


勝】『よ!悪かったな!お待たせ♪』

藍】『これからどーすんの?!』

二人が合流すると、蓮が指揮を取りながら話が進んだ。

ぐだぐだしてる間に惚乃花が今後について調べてくれたらしい。
DIOのネット機能でそれぞれの所属する職場を調べたところ、在籍メンバーの平均職業レベルがわかったらしい。
初めての就職ということもあり、大体10〜15ぐらいと低レベルなのだが、それでも蓮以外は大きく下回る。

そこで提案されたのは貫納射のジョブトレーニングセンター【パぢゃねぇ セクシャルトレーニング ランド】略して【パセラ】だった。

そこでトレーナーから基礎を学べ、レベルアップ出来るらしい。
全員が夜職未経験というのもあり不安も大きい中、まさに打ってつけの場所だった。

藍】『よくわかんねッけどイイんじゃん?!面白そーだし♪』

全員賛成で一行はパセラへと向かう事になった。

パセラは労働組合からワンメーターの距離にあるようで、珍しく徒歩での移動になる。

途中、一つの派手な看板が目に止まった。

ショーパブ【muttsuri-awabi】、桜が所属する店だ。

派手な外装で一際目立っている。

桜】『けっこうセンスはいいんだけど名前が最悪なんだよね…』

蓮】『確かに…』

全員がなんとも言えない表情になった。






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