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篠田学園-1部-
4



《キョウヤ、3人じゃ半端だろ?俺も連れてけ》

んで、自己中。

《大丈夫、3人でもやってけるから。バーナードはいろいろと忙しいんだろ?》


《お前の為なら何だって後回しだ》


うん、相変わらずうざい。


《お前がいると2人とも畏縮しちゃうから》


《おい、蓮とやら。次はどこに行くんだ》


人の話を丸々無視して蓮に話しかけるバーナードに苛立つ。

何やら話し込み始めてしまった二人に一抹の不安を抱えながらも、俺は背後で沈黙を続ける秀に話し掛けた。



「秀って英語出来たっけ?」

「そこそこ」

「ふ〜ん、てか機嫌悪くね?」

「俺、あいつ嫌い」

「あいつてバーナード?」

「うん、嫌い」



はっきりと言い切る秀に驚く。

秀は苦手意識はあっても口に出して嫌い発言をすることはないんだ。


「何でまた」

「俺様キャラは嫌いなんだよ」

「あぁ、で会長ね…て、クリスは?」

「あれには勝てない」


眉間に皺を寄せて苦い顔をする秀に思わず声に出して笑う。

「まぁ、そりゃそうかも」

「あれと少しでも血が繋がってるかと思うと…」


再度溜め息をつく秀に、またも笑い声を零した。







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