Diary
2010-02-18(木)
それは、小さなオフ会で+雑記
「ちょっと結城。速くしなさいよ」
「ちょま、人を瀕死に追いやった本人がなんてことを」
「遅いから悪いのよ」
「指定時間の30分前に来るから、焦ったんだよ」
「結局約束からも一時間遅れてるわね」
「・・・・・・すいませんでした」
轟音が走る道。新幹線の高架横の道を、メイジアと結城は歩いている。
たまにその音で互いの会話が聞こえなくなったりするが、さして気にも止めず2人は進む。
目的地? そんなものは全くと言って良いほど決めていない。むしろ考えてすらいない。
そのため、
「ここって、何処なのよ」
「えーっと・・・・・・」
「・・・・・・」
「め、メイジアさん? その、今まで見たこと無いくらいの笑顔がこれまでに無いくらい恐怖なのですが?」
「軽く30分近く歩いてるわよね?」
「・・・・・・はい」
「かなり閑散とした景色ね」
「・・・・・・ですね」
「おまけに寒いし雨降ってるわ」
「・・・・・・仰る通り」
「で、いつまで歩くのかしら?」
「人生とは、すいません冗談ですのでもう蹴らないで!?」
腰を落とし、攻撃体勢を整え始めたメイジアに、結城はひたすら謝罪。
実際、今まで歩いた分を否定するように、また最初の駅に向かっているのだ。
回るように歩いてるとはいえ、出戻りには違いなく。
「しかし参ったな。遊ぶとこ探して結局これとは」
「次回が恐ろしい予感で一杯ね」
「次はちゃんと下調べするさ」
「失敗したらみんなから袋叩きね」
息巻く結城に、彼女は皮肉な笑みと共にツッコミ。
集まるメンバーを予想したら、袋叩き程度では済まなそうだと、心で付け足して。
「まあ、歩いてても仕方ないし、地下鉄を使おう」
「歩く原因はアンタだけどね」
「だからそれはごめんなさい」
結局地下に降り、電車に乗ったは良いものの、
「三駅も離れてる・・・・・・」
「い、いや。これは迂回しているからであって直接的な距離じゃないんだ。きっと」
あまりのポケッぷりに、額を押さえて、バカっぽい、とメイジアは嘆息。
しかし更に、振り出しに戻った結城が一言。
「あ、ここら辺遊ぶとこ無いんだ」
「アンタそれ最初も言ってたじゃない!」
新たなボケに、メイジアはアッパーを繰り出した。
◇◆◇
一通りの暴行の後、食事街の一角に、2人の姿があった。
狭い通路を行ったり来たりと、表示されている値段と混み具合を観察しながら歩いている。
「高いわね・・・・・・」
「1000円前後だが」
「部品とか買いまくって懐の温度は氷点下よ。全く、何で経費で落ちないのかしら」
そう言うメイジアの表情は険しい。
昼時である時間帯のため、各店はそれなりの賑わいをみせている。
安上がりなところ程人が多いため、彼女の苛々は治まる限界を知らない。
「・・・・・・。うん、よし。ここは俺が奢ろう」
予想外の結城のセリフ。
いいの? と問うような視線をメイジアが送ると、彼は笑顔で頷く。
いいかな、いいよね、まあいっか。
,3で決断を下し、2人は店の敷居を跨いだ。
店の中はかなり狭く、通路用の隙間は人一人が通って丁度の具合。
窮屈さは席にも及び、メイジアが突っ伏したら簡単に覆えそうなテーブルだった。
「さて、何食うか」
「決まった」
「速いなっ」
頼んだのは、それぞれ味噌のカツ。
メイジアは丼、結城は鍋だ。
ついでと言うように手羽先も頼んだが。
「うちの近所の味噌カツ系って、何故かハヤシライスの味がするのよ」
「ある意味すごいな。ところでさ、前回の集まりってどんなんだった?」
「前行ったの、聖の方だしわからない。聞く限り、適当に歩いててきとーに飯食っててけとーぅに歌ったとか」
「話し方がどんどん適当になってきたな」
「ふぉんなほこいっふぇほ」
「食べながら話すんじゃありません!」
「かったるい」
「それは違ーう!」
◇◆◇
「さ、次はどこに行くの?」
「今までの過程すっ飛ばしたな。まあいいけど。次はカラオケだな」
「じゃ、案内は任せたわ」
「・・・・・・」
「じゃ、今から検索ね」
「言い返せない・・・・・・ッ」
それからのメイジアの行動は速い。
服袖から通信端末を取りだし、通話を始める。
結城は結城で携帯を使い、検索を開始。
近場にあるカラオケ店を手当たり次第に押し掛ける。
「ってのに、何でどこも3時間待ちなのよ」
「一応休日だから」
ぼやき、宥める2人は今、とある喫茶店にいる。
待ち一時間でカラオケを予約し、空白を埋めようと立ち寄った店だ。
「そう言えばメイジア」
「ん?」
何気無しの結城の声に、クリームが沢山乗ったオレを啜りながら、メイジアは気だるげに返事。
「メイジアって、可愛い服着ると照れるの?」
「ぶッ!」
予想外のセリフに、メイジアは吹き出す。
瞬間的な呼気の爆発は、口を付けていたコーヒーを飛ばし、テーブル上に惨劇を広げた。
「そんな情報忘れなさい!?」
「いやちょまバァ!」
それなりに本気なグーパンをモロに受け、結城は奇声をあげる。
・・・・・・何で、こんな目に。
と嘆いても後の祭り。
もう似たような質問は死亡フラグに分類し、彼は痛む頬を擦りながらブレンドコーヒーを啜った。
「そういう結城はさ、ハルカに告白しないの?」
「っ。一体、何故そんな事を」
「あれ? ハルカが好きだからロリコンとか言われてるんじゃないの?」
「複雑! そうだけど、なんか認めても悪く言われそうな予感しかしない!」
「認めなくても悪くしか言われないわよ」
「理不尽だっ!」
「それじゃゆ・・・・・・ロリコン。そろそろ時間だから行くわよ」
「呼び方、呼び方!? 何故言い直した!」
「じゃあ、過程すっ飛ばして状況説明よ」
「カラオケIN。8時間。終了23時予定。ところで、誰に説明してるんだ?」
「自分に言い聞かせて」
「虚しいな」
歌い始めて数時間。
まだ全然経ってない!? と辟易し始めた2人は、小休憩の様に話していた。
「メイジアって、結構熱唱系なんだな」
「アンタは見た目通り、不変的な選曲ね」
JAMとUVERが交互に入る部屋など、この2人位だろう。
「それにしても狭いわねぇ」
うんざりしたように呟くメイジアが言うように、その部屋は狭かった。
幅、縦共に2m無し、更に、真ん中にでかいテーブルを置いてあるのだ。
「まあ、2人だけだしなぁ」
「そうね、2人だけだしね」
「・・・・・・言ってると寂しくなってくるな」
「そうね。あ、次JAM入れよ」
「またかよっ。俺はB'zにしよ」
8時間の内、結局2人で6時間は歌っていたのだった。
◇◆◇
「終わったわね」
「終わったなぁ」
巡り歌って23時過ぎ。
2人の姿は、今度は駅にあった。
夜なのに人通りが昼より多いことに、メイジアは軽くショックを受けながら歩いている。
「人混みは嫌いか?」
それに気付いたのだろう。
前を歩く結城が、顔だけ振り返って聞いた。
「嫌い、というわけじゃない。苦手なだけよ」
騒がしいしね。と付け加え、彼女は歩みを速め結城を追い抜く。
「さて、そろそろお別れね」
「ああ。今日はありがとう、楽しかったよ」
その謝辞には答えず、背を向けたままメイジアは立ち止まり、
「結城」
「ん?」
「私も楽しかったわ、ありがと」
咲いた花のような笑顔で振り返った。
それに結城は、一瞬きょとんとした表情をした後、
「こちらこそ」
そう返した。
※これは事実を元にしたフィクションです。個人、団体等は、割とありきたりでした(爆)
とまあ、そんな感じでした。
一週間たった後にレポってなんなんだろうかww
つーわけで雑記です。
なのは映画見ました。
泣きました。
以上
虫歯です。
痛いよ。
以上
アルトネリコ3を、発売日に買ってそのまま積んでます。
高校時代なら買って3日後にはやり込みがほとんど終わってたくらいなのに・・・・・・
社会人になってからこれだよ。
あー、なんか言いたいことあった気がするけど思い出せないww
コメント返信>>
ガイアルさん
ベス×ケン、ありです(爆)
アルトネリコマジで積んじゃってるよw
兎さん
さすが、全く意味のわからない言いがかりだww
とりあえずゲーム屋店員って羨ましくあるw
ちなみに、ボクは北陸です。
幽玄さん
ちくせう(TwT)
春から?
つまりそれは、・・・・・・何?(爆)
ベスパさん
DTB見つけたー!
今回は行かなかったけど、次回は行くからね!
うん、ほんとに寝返りたい(爆)
十兵衛さん、チャットに興味あるなら小部屋に来てくれないかなぁ・・・・・・
ちなみに、↑のメイジアは特別仕様です。
本来、あんな笑顔はありません。
好きな人には、するかもね?
結城は好きじゃないだろうが(爆
メイジアって誰? って方は
その謎を諦めなさ おや誰か来たようだ
「それは、小さなオフ会で+雑記」へのコメント
By ユズキ
2010-02-18 22:32
前回のでjoさんへの返信
モット、ハラコワセ(爆)
P906i
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By アメリカ兎
2010-03-01 02:04
人生楽しんでる貴方が心底羨ましいよユズキさん……笑えよ…。
あはははははははは。もう欝にしかなりません、ドウニカシテー
ホクリグドガドォジデゾォンナドボィンディスカユジュギザン
N05A
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