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徒然に記す。
≪spikeの読書≫
2012-02-16(木)
久しぶりに書いてみる

世界の情勢は色々と厳しい、ユーロの実質的な破綻、世界の基本基軸紙幣たるドルも昨年デフォルト寸前まで行き、その火種は未だくすぶったままである。日本経済もデフレ対策の大幅な遅れに混迷する中、311東北大地震という未曽有の厄災に見舞われ、政府の対応の酷さもさることながら、与党・民主党の外国人献金問題発覚で国会は紛糾するという体たらく、対象者は総理大臣を始め多くの幹部にまで及んだ。この事が復興を遅れさせる一つの要因になっているのだが、事態は更に厄介な情勢だ。それはTPP(環太平洋パートナーシップ)問題である、参加国は米国・日本・豪州・メキシコ・ブルネイ・チリ・ベトナム等数カ国だが、実質米国と日本だけで取引の9割を占める、後の国は農業や漁業を細々と営む極貧国家ばかりで、実態は米国と日本とのFTA〈ニ国間協定〉である。関税の撤廃による影響について、野党はもとより与党内に於いても意見は割れたのだが、最終的に国会での与野党の激しい追求を無視して、野田総理の一足飛びのASEANでの国際公約という力業で、最早TPP参加は実質確定である。国際公約は国内法より強い拘束力があるので、後は様々な産業の守るべきものは守るという考えにシフトするしかない。ある国が自然災害等で経済的な亀裂が走るとき、その最悪な状況を千載一遇のチャンスと考えて革新的な経済転換をその国にごり押しする勢力がある‐ショックドクトリン!それは国際金融資本である。世界を股に掛けての強引な企業買収、CIAなどの調謀員を世界に散らせ、Twitter・faithbookを駆使した洗練された情報操作で、各国に緊張状態を生み出し戦争を誘発する存在だ。つまり、戦後米国に下って以降の日本は完全に米国のジャパンハンドラーwith国際金融家のコントロールで成り立っていたのである、戦後日本の経済発展には素晴らしいものがある、その梃入れに米国が寄与した事は確かである、しかしその代わりに日本が差し出したもの‐それは侍としてのプライドである。
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