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高田隆博公式日記11 10年版/mixiGREE
2011-10-24(月)
【回顧】歴史的瞬間を見た

第1407話
【歴史的瞬間を見た】

10月22日、雨の土曜日。

店の前に、昔からイベント等で
お世話になってる元AV男優の
マグナム北斗さんが通りました。

マグ「…雨、降ったりやんだり
 ようわからん天気やのぅ〜!」

高田『僕来る時だけ雨やんでて
 僕はラッキーでしたけどね…』

土曜日の夜は、大雨が降ったり
またやんだりの繰り返しでした。

マグ「菊花賞、どうや?」

高田『勿論、堅いでしょう
 オルフェーヴルですよね。
 ダービーも雨でしたし…』

マグ「そやろな〜。そらあの馬
 強いで。でも、オッズ的にな
 大枚張るか、穴を狙うか…の
 どっちかしかあらへんからな」

高田『でも、穴で来そうな馬が
 この中にはいませんよねぇ〜』

マグ「いるがな〜!ほら!この
 ハーバーコマンドとかええぞ。
 園田の騎手がわざわざ京都に
 賞金稼ぎに乗りに来とんや!
 こんなもん、命懸けでくるぞ」

さすが穴党です…。

タコ焼き屋のお客の皆さんとも
日曜日の菊花賞の話しましたが
皆さん、思い思いの予想でした。

しかし、共通点があります。

「…でも、あの馬は強いけどね」

大本命馬◎オルフェーヴル。
仏語で金細工師という意味。

この菊花賞を勝てば、史上7頭目
三冠馬の偉業に輝くチャンスです。

小生は、昨日ここに書いた通り
◎オルフェーヴル単勝に2万円。
そして〇ウインバリアシオンと
馬単5千円を前売で買いました。

高田(2万5千円も賭けたった。
 まぁ歴史的なレースやからな)

そして、日曜日。

いつものようにWINS道頓堀。
場外馬券場に、来ているのです。

…迷いました。
買い足すか?!

しかし、今日の菊花賞は歴史的な
レースです。オルフェーヴル様に
失礼のないような額を賭けないと。

もし、◎オルフェーヴルが勝って
馬単を外したら、素直に三冠馬に
喜べない、最悪な気分になります。

…それは避けないと!

だから、1.4倍の単勝に
もう1万円買い足します。

合計35000円の勝負です。

◎オルフェーヴルの池添騎手も
プレッシャーで緊張してるはず。

それと同じドキドキを、小生も
味わわないと、失礼ですから…。
(↑そんなことはない!)

WINSのモニターを見つめる
おじさん達も、この馬の強さは
十二分に認めてらっしゃいます。

「こらぁ強いで。今までずっと
 ぶっちぎりで勝っとんねんし
 ここも勝つやろ、相手探しや」
「やっぱ負けよらんやろなぁ〜」

ディープインパクトから6年振り。
いよいよ三冠馬誕生、菊花賞です。
歴史的な3分間のはじまりです!

ファンファーレが鳴りました。

3万5千円の大勝負!
…足が震えてきました。

こっちまで緊張してきますが
期待と不安で何とも言い難い
歴史的瞬間を過ごしています。

高田(大丈夫やろ…)

ガシャン!

運命のゲートは開かれました!
全馬横一線、綺麗なスタート。

高田『…よし!』

◎オルフェーヴルも少し前の
いい位置につけられました。

逃げ宣言■サンビームが行くと
思っていましたが、予想外にも
■フレールジャック福永祐一が
掛かって行きたがってしまって
早くも先頭に立ってしまいます。

◎オルフェーヴルは絶好の中団。

そして、なんと高田2着予想の
〇ウインバリアシオンが最後方。
ポツンと、一番後ろを追走です。

高田『うわ…大丈夫か?』

これは、嫌な予感がしました。
◎の単勝買ってよかった…と。

じっと我慢する池添謙一騎手と
大本命馬◎オルフェーヴルです。

3コーナーでやはり、先頭にいた
■フレールジャックは徐々に後退。

そして!

京都の坂の下り道、満を持して
外目からすーっと楽々馬なりで
前へと上がっていく、大本命馬
◎オルフェーヴルがモニターに
大写しのアングルになりました。

「おおおおおおおお!」

WINS道頓堀でも、大歓声が
ここで自然と沸き上がりました。

高田『よっしゃ来たああ!』

ここで勝ちを確信します!

◎オルフェーヴルは軽ーく加速。
まくり気味に外から一気に先頭。
直線に向くと既に独走態勢です。

池添謙一騎手が追い出すと一頭
物凄い勢いで加速していきます。

首をグッと下げたフォームで
芝の大地を弾んでいきます!

そして〇ウインバリアシオンは
馬場の内側の、経済コースから
最短距離を突き抜けて、一気に
外目へ持ち出して、2番手まで
グングンと伸びてきました!!

完全に自分のスタイルを貫き
最後方から馬群を上手く捌き
突き抜けて来る安藤勝己騎手。

高田『よっしゃそのままじゃあ』

実況「さぁ!先頭はもう完全に
 ◎オルフェーヴル独走態勢!
 そして2着争いは?!外から
 〇ウインバリアシオン一気に
 2番手まで追い込んで来た!
 先頭は◎オルフェーヴルだ!
 手綱を抑え、余裕のリード!
 金色の馬体が弾んでいるぞ!
 これは強い!オルフェーヴル。
 大楽勝だ!これは強いっ!!
 三冠達成!三冠達成です!!」

高田『よっしゃあああああ!!』

実況「三冠達成です!!!」

鳥肌がたちました。

本当に痺れました。

…素晴らしいものを
見せてもらいました。

史上7頭目の大偉業
三冠、達成です!!

おじさん
「こーらぁ、強いわ」
「やっぱり本命やで」
「無茶苦茶強いな!」

全てを乗り越えて克服して
そして掴んだ、三冠の称号。

乗り越えた池添謙一騎手の
顔が、大写しになりました。

ゴーグルをしていたのですが
涙を拭いてるのが見えました。

思わずもらい泣きしそうに
グッと込み上げてきました。

喜びを爆発させ、指を1本
天高く突き上げた池添騎手。

おじさん「1本かい!」

「池添!池添!池添!池添!」

京都競馬場では、池添コールで
帰ってきた新スターを、笑顔で
祝福して迎えるファンの大歓声。

池添騎手は◎オルフェーヴルに
向けて、指差す動作をしました。

強いのは、この馬だ!と。

この馬を誉めてくれ!と。

本当に感動しました。

馬券は
単勝30000円は42000円に。
馬単 5000円は20000円に。

プラス27000円ですか。

池添謙一騎手と一緒に、喜びを
分かち合える結果になりました。

高田『よーし!!!』

◎オルフェーヴル

父はステイゴールド。
母はオリエンタルアート。
母父メジロマックイーン。
兄はドリームジャーニー。

父池江泰郎厩舎の名馬の血統と
息子池江泰寿調教師の、二代で
築き上げた素晴らしい至宝です。

血のドラマは、6年前の
ディープインパクトから
史上初、親子の調教師で
三冠制覇という結末です。

本当に素晴らしいレースを
モニター越しに、見られて
興奮したおした一日でした。

三冠達成、おめでとう、
名馬、オルフェーヴル。

次は古馬との戦いです。

そして…自分との戦い。


おわり

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