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2010-12-22(水)

【日常】ブラジャーが通る

第1153話
【ブラジャーが通る】

今日は、タコ焼き屋の店長
クマ吉さんがお休みなので
小生が閉店をしに行きます。

高田『お疲れ様です』

先生「あ、高田さん。
　お疲れ様でしたー」

書道教室の先生がちょうど
店を片付け始めていました。

このタコ焼き屋はなかなか
片付けるのは大変なんです。
小生がお手伝いしてると…。

「なんたらかんたらーー！！」
「お前がなんとかじゃー！！」

なんか怒号が聞こえました。

誰かが大きな声を上げて
口論をしているようです。

十字路の向こうを見ると
男１人に、女２人がいて
なんか怒鳴ってはります。

高田『あれや！』

「お前がなんたらかんたらで
　なんたらかんたらじゃー！」

女性が男性の顔を思いっきり
手に持ってたハンドバッグで
バシッと、しばきはりました。

「このボケ！アホ！カスー！」

バスッ！バスッ！バスッ！

何度も何度もハンドバッグで
男性の顔を叩いておられます。

…まるで、ハンドバッグで
サンドバッグ叩くみたいに。
(↑別にうまくは言えてない)

先生「止めにいかなくて
　大丈夫でしょうかね？」

高田『大丈夫でしょう。あれが
　逆で、男が女に手あげてたら
　止めにいきますけど、女性が
　男を叩くぶんは大丈夫でしょ』

先生「ですよね」

高田『高田は民事不介入です』
先生「何か警察みたいですね」

しかし、事態は思わぬ方向へ！

なんと暴れてた女性がいきなり
「やるならかかってこんかい！」
的な感じで上着をバッと脱ぎ…

先生「ええっ？」
高田『ウホッ！』

ブラジャーだけになりました！

高田『あれ脱ぎましたね？』
先生「ブラジャーだけやん」

「この界隈でブラジャーなんか
　見られたって構うかいドアホ」

高田『ち、ちょっとこれは
　止めに行かないとねぇ？』

先生「…近くでブラジャー
　見たいだけですよね？？」

ほっといたら、解決したのか
男女は帰ってしまったようで
ブラジャー１人になりました。

ブラジャー女性は、暫く道に
座り込んでいたかと思ったら
怒りまだおさまらない様子…。

「あーほんまに腹が立つ！」

ぶつぶつ言いながら店の前を
通り過ぎ、どっか行きました。

高田『………』

先生「近くで見たら、意外に
　お歳を召されてましたね…」

高田『期待して損した！』

やっぱりここは毎日、本当に
いろいろなことがありますね。

おわり