DIARY


2009-07-28(火)
葵の部屋 \

「ちょっと、何これ…めちゃくちゃ久しぶりな僕の部屋…」
「そうだね、葵。かれこれ前回から一年半は経ってるよ、君の部屋」
「うわ!なんか天井に張った蜘蛛の巣に埃が…蜘蛛はどこ行ったの?あ、何これ、ネズミの足跡?え?これはケサランパサラン?」
「…仕方がない。まず、一年以上も空けていた部屋の掃除を二人でしようではないか」
「えー…そんなのオートマチック人形にやらせればいいじゃん」
「いや、たまには生活感溢れることをやらなくてはと思うんだ。葵、バケツに水を」
「わかったよ。じゃ、流は窓開けててね」

数分後…

「ねぇ、流。水と雑巾持ってきたよ」
「ん?あぁ…」
「今、何か隠さなかった?」
「いや」
「ねぇ、ちょっとどきなよ。そこのベッドの下、何隠したの?」
「いや、気のせいだよ」
「いいからどいて!」
「……」
「…………」
「………………」
「……ねぇ」
「何だね」
「君、どうして僕の部屋にB-BOYなエロ本を隠すの?つか何?僕より二次元のほうが好きなの?てか自分で買ってきてたのこれ?」
「そうだよ」
「うわ、最低」
「君に言われたくないよ。では、これは何だね?君はガチホモ本を見る趣味があったのかね?」
「いや、それは…」


糸冬。
あたしは二次元がいです。でもリアルもたまに見ます。

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