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MURMUR
murmured somethings in hallucinations.

2012-04-20(金)
活字でいける


 馬鹿を直したいと思い、本を読むようになり、本のおもしろさにハマってしまいました。小説よりノンフィクション派です。生物とか心理学とか雑学系とか知的好奇心を満たしてくれる本が好きです。しかし単純に楽しむ反面、馬鹿な私は時折読み方を誤ってしまいます。

「その日本語、伝わっていますか?」池上彰著 講談社発行
『情けは人の為ならず』――他人に情け(情・慈悲)をかけてやることで、回り回って自分に返ってきて結局は自分の為になるから、他人にも親切にするように、という訓え。

 このことわざを誤って「他人に情けをかけてしまうのは却ってその人の為にならないから、情けはかけてはいけないよ」と解釈する人も多いようで、私もその一人でした。
 で、このことわざをよく咀嚼してイメージしてしまったところ、


「ちげーよっ! てめぇの為にやったわけじゃねぇ!!」
 そう怒鳴って背けた顔には泥が付いていて、殴られたらしい腫れた頬と切れた唇が痛々しかった。
 啜る鼻を手で乱暴に拭うとその横顔に紅い線が伸びた。俺の鞄の中にティッシュがあった気がするけど、敢えて出さなかった。


 日本語の冒涜だ! でもツンデレ少年にビビッときて、その発想に思わず街中で歩みを止めてしまいました。鼻血萌え。

 その他、ここまではっきりBLシーンが現れないまでも、あ。BLきた。って思う瞬間が読書中多々あります。
 精神病や人格障害についての本の中にヤンデレバッドエンド要素を見出してしまったり、現代の若者について(笑)の本はよくいるお馬鹿さんの心理を解説してて、威張り散らしてる嫌な奴な受けと受けのコンプレックスを敢えて刺激する攻めのハズカシ痛いいちゃいちゃを想像してしまったり、言葉遣いの本の中のフレーズだけで慇懃無礼というか猥褻な攻めとそれに翻弄されるお馬鹿受けのシチュを想像してしまったり、著者の主旨とは違うモノを見つけて二重に楽しい読書をしてしまいます。蓄えた微妙な知識はいつかBLネタに使ってみたいです。

 もちろん、こんなんじゃ本を読み終わっても理解しきれる訳がなく、どんな内容か他の人に説明するのに四苦八苦です。読書しても直ぐには馬鹿は直らないと気付きました。

全く困った性分です。





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