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中途半端小話 限りなく意味不明で、限りなく下品。露骨な単語が飛び交う危険区域。太くて黒光りするビックマグナム乱発射な感じ。
2008-04-23(水)
残念な男(変態編)

先日は男に教室でコクられた。そして、今は数人の男にヤラレかけていた。

…服を脱がされる前に、学校の後輩と思われる人物に助けられたが(俺と同じ制服を着た男は、一年の印の青いネクタイをしていた)。



「大丈夫っスか、センパイ?」

俺よりタッパが有るくせに(俺だって175はある)、グラデーション頭の男は俺の顔を下から覗きこんできた。くそ、猫背め。
ニィ、と笑った顔はチェシャ猫を連想させる。
人懐こいというより胡散臭い表情の男前は、痛々しいほど唇にピアスをしていた。イッコなんか、耳のピアスとチェーンで繋がっていた。

「助かった。マジで」

俺は第三ボタンまでぶっ飛んだワイシャツを隠すようにネクタイを結び直すと、安心したせいかフニャリとした何とも間抜けな顔で奴に笑いかけた。

「…ッ!その顔はヤバイって、あんた馬鹿!?」

いきなり噴火するみたいに顔を真っ赤にさせた奴は、急に怖いくらいの真顔になったかと思うと俺の頭をバスケットボール宜しく鷲掴みにした。

「イダダダダッ!って、どこ連れてくつもりだお前!待てって、オイッ」

しかし奴は制止も聞かず、何故か俺を引き摺ったまま路地裏へ。

「センパイ〜、さっき自分が強姦されかかってたの、わかってる?」

「は?」

「センパイってばユーメイだから。
押せば倒せる襲えば食えるって噂……ホントなの?」


無関心無気力、卓球部部長(でも幽霊部員)の俺に、噂なんてあったのか。それ自体が初耳で、俺は首を捻った。

「やられそーになったことは数知れずだけどな、まだやられたことはないね」

結局俺が頂いてしまうことはしばしばだけれども。しかしさっきはヤバかった。複数でこられたのは初めてだ。

「…センパイ、処女なんだ!?」

「童貞じゃないけど」

「え〜相手はやっぱ男?」

やっぱ、てなんだ。
ねえねえと言い寄ってくる男に、俺はいい加減面倒くさくなっていた。

(つづく)
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苦情は受け付けませぬ。 汚い単語が飛び交うメールができる友人と疎遠になったが為のストレス発散場。 ごめんなすって!
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