■ゼンマイ時計
【日記】
2008-12-26(金)
シザーハンズ3Years Ago
この数年間ずっと考えてきました。
「本当の優しさ」ってなんだろって。
“優しさ”と呼ばれる数々の行為はマニュアル化されていくばかりで愛なんてない。
大切な人を救いたくて差し出した手がハサミでできていたがために、その人を傷付け、追い込んでしまったシザーハンズの様な思い出がありますか?
本当に考えてきた。
だけどまだ本当の優しさはわからない。
この人に対して自分は何ができるのか…何が言えるのか…
考えれば考えるほどに臆病になり何もできなくなる。
優しさについて考えすぎて、何もできずにいるオレは優しい人なのだろうか。
『優しくなりたいと願う君は誰よりも優しい人』
ってホントかな。
この先もきっと考えていくだろう。
理屈じゃ表せない感情や衝動だってまだもってる。
これが最後の日記。
いつかまたコレを見たら「くっだらねぇ事考えてたんだな」って思う自分がいると思う。
その時の自分の頭の中はどんな悩みで埋められているのだろう
どんな価値観をもってようと、守るべきものが変わろうと、取り巻く人間が変わろうと
いつまでもバカでいれますように。
くだらない事が思い付きますように
誰かがふと思い出したオレの顔がいつも笑った顔でいられるように。
この23年、オレをバカなままでいさせてくれた人たちが大好きだ。
今はそれだけ。
以上。
3年前、東京から帰ってくる際、最後に書いたブログです。
読み返すと恥ずかしいけど、今現在は当時よく気になっていた
「昔の自分が今の自分を見たら何て言うだろう」
みたいなものも、気にすることなく生きていけているんじゃないだろうか。
笑って、バカやって、まわりに人がいて…
3年たった今も答えが出ないままの「本当のやさしさ」はよくわからないけど、今はそんなに難しい事じゃないんじゃないかと思う。
自分が笑っている事はとても大切。
辛い顔で何かに耐えながら、何かに追われながら誰かの為に…って生きていくより、自分自身が笑っている事は本当に大切。
辛い時こそ、気付きづらい大切な人を大切に。
順調な時こそ、忘れがちな大事な人を大事に。
「シザーハンズ3Years Ago」へのコメント
コメントはありません。
コメントを書く
[*最近][過去#]
[戻る]
無料HPエムペ!