名前変換無極短小説
※狂・グロ・微裏…含有※
shortの小ネタになるので内容が被ることがあります
2010-03-11(木)
もしも同じサークルなら@(骸、髑髏)
「こんにちはクロームちゃん」
いつものようにバイト先であまったケーキをもらってサークルに顔を出せばクロームちゃんが座っていた。
クロームちゃんは同じ学科の同級生で、入学当初から仲の良い一番の友達。
「いらっしゃい…」
クロームちゃんが立ち上がってキッチンに向かう。
多分紅茶を入れてくれるため。
この部室は生命学科の研究室だったのを現部長である沢田先輩が交渉して部室として使うことになったらしい。
「おや、珍しいですね」
「わ、六道先輩っ……お久しぶりです」
六道先輩はサークルのメンバーで、私を勧誘してきた人。
クロームちゃんのお兄さんだと思って話しかけたのが出会いだった。
「クフフ、今日は顔を出して良かったです」
何故?とは聞けず、私は苦笑した。
六道先輩は生命科学部一番モテて、女の子の扱いにも慣れているのだ。
最初はその甘い言葉に危うく惚れてしまうところだったけどからかわれていると分かってからは警戒半分尊敬半分。
「今日は雲雀くんが来てとんだ災難でしたからね」
「え、雲雀先輩も来てらっしゃるんですかっ?」
雲雀先輩は大学一の変わり者で有名な先輩だ。
ここ並盛をこよなく愛し、類い希なる頭脳を持ち容姿端麗ながら、惜しいことに性格破綻者。
強烈な先輩だったりする(そして六道先輩と犬猿の仲)
「帰っていきましたよ。大方お目当ての人を捕まえようと来たんでしょうが……クフフ…」
やはり僕はついてますと笑う六道先輩の独り言がよく分からず私はとりあえずケーキを広げた。
「六道先輩はチョコケーキですよね?クロームちゃんには新作のベリームースを……私はチーズケーキで」
始終笑顔な六道先輩とケーキを美味しいと言って食べてるクロームちゃんと、私の三人だけで今日の部活は終わった。
(あ、先生に差し入れるの忘れてた!)(おや、それは明日の講義が怖いですねぇ)(骸さま、笑ってる…)
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