名前変換無極短小説
※狂・グロ・微裏…含有※
shortの小ネタになるので内容が被ることがあります
2010-03-10(水)
ロマンチックを瓶に詰めて(六道)
「骸の目って綺麗ね。くりぬいて瓶に詰めたい。私、絶対大切にする。夜は瓶を抱いて眠るの。きっと良い夢が見れるわ。うふふ、想像しただけで幸せ。だって骸の目ってとーっても綺麗なの。ねぇ、骸の目を瓶に詰めたら、獅子座流星群の天体観測よりロマンチックじゃなぁい?」
息を吐くように、うっとりと口走った内容はかなり穏やかではないけれど骸は穏やかに微笑んでいた。
もちろん、本当に目をくりぬいてしまう訳ではない。
でも想像したらとても素敵な気がした。
私はおかしいのかもしれない。
「それはロマンチックですね」
骸はあやすような口調だった。
それでも同意の言葉がもらえて私はすごく嬉しい。
「忌々しい目ですが僕も目がなくなるのは嫌ですからね、この瓶には今から真っ赤なイチゴのコンポートを詰めましょう」
真っ赤なイチゴのコンポート。
骸の目のようなコンポート。
きっと鮮血のように、宝石のように綺麗に違いない。
骸は私が知らないものをたくさん教えてくれる。
「うふふ、ロマンチック」
「クフフ、それは良かったです」
甘ったるい匂いが私たちを包む。
骸の右目はイチゴのコンポート、じゃあ左目は何かしら?
ロマンチックを瓶に詰めて
(その日の晩はイチゴのコンポートを詰めた瓶と、骸と一緒に眠りにおちた)
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手作りのイチゴのジャムってすごく赤くて綺麗で宝石みたいですって話が書きたかっただけですよ。
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