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名前変換無極短小説 ※狂・グロ・微裏…含有※ shortの小ネタになるので内容が被ることがあります
2010-03-12(金)
もしも同じサークルならA(雲雀、リボーン)




「は〜…」


出された課題レポートに二階のカフェで落ち込んだいたら空気がヒヤリ低いものに変わった。
あれ?と思って顔を上げたらさっきまで談笑していたカップルやら何やら学生がいない。


「見つけた」


「え?ぎゃーっ!」


冷たい指で手首を掴まれ、つい上げた悲鳴に自己嫌悪(せめてきゃーでしょ私)
しかし冷たい指の持ち主を見て硬直した。
あの、雲雀先輩だ。
人がいなくなった訳を悟った。

雲雀先輩とは哲学の講義で一緒になったのが出会いだ。
哲学の講義は人気で席が空いてなく、しかしある場所だけ人が全く座っていなかったからこれ幸いと座ったのが、雲雀先輩の近く。
雲雀先輩の周り5席は常に空けておかなくてはならないなんて掟を知る筈もない私は居眠り上等な先輩の1席挟んで前に座ってしまった。
そして講義が終わって帰る際、学部や学科や学生番号など事細かに聴取された。
ナンパ?などと間違っても思えないくらい先輩は恐ろしかった。

「君、いい加減風紀委員会に入りなよ」

「う、そのお話は無理だと何回もっ…」

と言うか腕が痛いですと心の中で叫ぶも通じる筈もないし、声にだす勇気もない。

「ヒバリ、相手は後輩だゾ。ついでに女だ。優しく扱え」

「ちょ、ついでとは何ですかっ」


何でもないと言った表情で現れたのはリボーン先生。
雲雀先輩と普通にお話できる数少ない人だ。
そして我がサークルの顧問だったりする。

「邪魔しないでよ」

「ダメだ。コイツは風紀委員会に取られたくねーからな。ツナだって黙っちゃいねーゾ」

大体こっちのサークルで会えるだろうがとリボーン先生が言えば雲雀先輩は不服そうな顔をした。

「だって風紀委員会の方がこの子とたくさん会えるだろう?」

益々強くなった指に気づかないほど私ね顔は真っ赤になっていた。





(そそそそれはどういうっ)(そのままの意味だよ。君、面白いし欲しい)(オイ、いくらヒバリでもコイツはやれねーゾ)
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Ciao!Ciao! Buonanotte!
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