名前変換無極短小説
※狂・グロ・微裏…含有※
shortの小ネタになるので内容が被ることがあります
2009-12-06(日)
とある放課後雨の日に(骸)
雨は好き。
正確には、雨が降ってるのを室内から眺めるのが。
まるでこの空間だけが世界から隔離されてるような感覚。
俗界から切り離された優越感。
雨のオーケストラ。
だから雨の日はこうやって教室に残って独りの気分を味わうの。
「迎えに来ましたよ」
不意に聞こえた優しいテノールに私は誰かと振り向いた。
するとここにはいるはずのない彼がいた。
「っ骸!」
ガターンッ!
いきなり立ち上がったから椅子が大きな音を立てて倒れた。
クフフ、と嗤いながら骸がゆっくり近づいてくる。
初めて会った時のように黒曜の制服ではなく、真っ白なワイシャツに黒いパンツ姿だ。
何だか現実味を感じない彼に私は後ずさった。
「おや、傷つきますねぇ。こんなにも僕は貴女を欲しているのに」
「ひっ…!」
無邪気な笑顔を浮かべて一気に間合いをつめられた。
「さぁ、行きましょう。僕と貴女は同類だ。ここにいてはいけない。いつか必ず、大切な人間を傷つけてしまう」
骸は優しく包容した。
嬉しそうに笑う骸の瞳に心底私は恐怖を感じた。
彼の笑顔は笑顔じゃない。
優しい言葉は全部嘘。
私には全く害はない、損はさせないと言いながら私を殺して捨てることすら厭わないその残酷さが彼にはあった。
とても澄んだアイスブルーと深紅の瞳。
「ひー、せっかく雨が降る前に帰ったのに忘れ物なんてついてないよ〜………あれ?電気が点いたまんまだ………それにあの椅子………誰の席だっけ?」
不自然に倒れた一脚の椅子。
「………、まぁ良いか」
「10代目〜」
「あー、ごめん!今いくよー!」
とある放課後雨の日に
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一人の少女が消えました
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ほのぼの書こうとしたら怖くなったのは何故!
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Ciao!Ciao!
Buonanotte!
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