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★右京の日記★←建前ではなく、本音を語る日記です(^^)
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2021-04-02(金)
「終着駅」

 「終着駅」という作品をご覧になったことがおありだろうか。
 以前、テレ朝でやっていた2時間ドラマの王様、「土曜ワイド劇場」のベスト3に入る作品だ、と私は思っている。その「土曜ワイド劇場」も2017年で姿を消したが、「終着駅」はその後も年1作のペースで精力的に作られて、昨夜のは第37作目だそうだ。

 ストーリーは、ネタバレになるし、そもそも皆さんもご存知だろうから割愛させていただくが、毎回、新宿で誰かが亡くなり、牛尾刑事が捜査を通じて、その亡くなった人の人間性やそれまでの人生をにふれて真相をつかんでいく、というパターンが多い。今回は、子供が殺されてしまう父親の心情を尾美としのりさんが見事に表現、泣かされた。

 心配だったのは、牛尾刑事の奥さんの澄枝の存在。昨年亡くなった岡江久美子さんがずーっと演じてらした。どうするんだろう?誰に代わってしまうのだろう?「相棒」で、副総監役の大杉漣さんが亡くなって、あまりにもあっさり杉本哲太さんに代わってしまい、私はいささか面食らったが、今回は…?

 そう思ってドキドキしていたら、ラストに「家内が私の人生から姿を消してしまってから半年が経つ」という牛尾刑事のナレーションが、澄枝の回想シーンのバックに入る。その牛尾刑事の言葉の数々にこちらも思わずもらい泣き。

 ああ、こうしたんだ…

 澄枝は岡江久美子さん以外には考えられない。池広さんもそう思われたのだろう。
 その池広一夫監督は私の知る限りずーっと監督さんだが、何ともう91歳だとか。その才能と凄さに驚く。生涯現役で、ずーっと作品を作り続けていただきたい。
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