異・戦国史

妄想掃き溜め専用地下室





2008-07-17(木)
鳶飛魚躍


ここは私立近衛学園。
今日も平和な一日が…


始まる訳がない。


化学〜担当:松永久秀〜

「先生…これは何ですか?」

「硝石ですよ(ニコッ)」

生徒全員の前に黒い粉がこれでもかと盛られている。既に犯罪の匂い。
しかしそれを口に出すものはいない…後が恐ろしいからである。

「松永先生、生徒に火薬を作らせるのは止めて下さい。」

「弥八郎君…。」

唯一、正論を口にした勇者は本多正信。因みに弥八郎はミドルネームである(違)

「……ほんま、反抗的なのがかいらしいわぁ!」

凍りついた空気が一瞬で崩れた。

「止めて下さい…気持ち悪いなぁ。」


世界史〜担当:斎藤道三〜

「ハンムラビ法典は"目には目を、歯には歯を"の復讐法の文句で有名だが…まあ俺に言わせればそんなバレるようにやるなって話だが。」

『…さらっと怖い!!』

クラスの気持ちが一つになるとはこんな時だろうか(多分違う)
その時誰かが勢いよくドアを開けて入って来た。

「―っ道三先生!!」

「言いたいことは予想出来るが一応何だ。」

「…松永先生がまた…。」

道三があからさまな溜め息を一つついた。

「大人しくせんと果心を呼ぶと言っておけ。」

「…カシン?」

「まあ一種のまじないだ。」

「…はあ…。」


古典〜担当:宇喜多直家〜

「今日は漢文の臥薪嘗胆か…。」

「どうかしたんですか?宇喜多先生。」

「いや…ただ屈辱に耐えながら復讐に燃える気持ちはようわかるからのう…。」

この先生の過去には一体何が…(禁句)

先生が終始どす黒いオーラを放ちながらも、授業は無事終了。
チャイムと共に昼休みが始まると、宇喜多先生の元へ駆けてくる男子生徒が一人。

「ち…先生!お弁当一緒に食べましょうvv」

女子が見れば卒倒確実の笑顔。
対する先生は…

「ああ…。」

笑 っ て る (失礼)

「なぁ行長…あいつ一年?一体…」

「なんや知らへんのか?宇喜多秀家…先生の愛息子。」

「「えええぇ!!!?」」


こんな学校は嫌ですね☆(笑顔)

*補足…果心とは果心居士、あの松永を半泣きにさせたことで有名な幻術師(?)です。
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