301〜400
By 301〜320

砂糖に混ぜてお飲みよ

言葉は不思議なものでして

お好きな季節を殺してさしあげよう

第四の娘

どこまでが現実なのか

ふたりはふたり

永遠胎児は目を潰す

天に溶ける白

ならば欺け

遥かに蒼を見れば

赤い月を弔う人々

冠に詰め込むのは

そんなに騒がなくても

奥様

心臓で出来た壁

牙が刺さる

持てぬほどの愛を

無言のまま死に絶えた

代わりになりましょう

いつまでも冷たいまま

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By 321〜340

過ぎる者、行く先で

正気を保つための狂気

今は帝国

そこに月を望むのなら

私を恥と思わないでくだされ

父の亡骸を背負う子

遠い都に居る君よ

冬です、死にます

この世の春とあの世の春では美しい色が違うと聞くが

神の名を持つ人形

ひとりきりのワヤン

言葉を忘れてしまったよ

溜め込んだ錆

雷葬

いくら君でも

蝉の羽

胸に宿りし母上

博愛のマリア

空を花葬した少女

誰のためでしょう

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By 341〜360

春の残骸

子ども達に語って聞かせるほどの過去は持ち合わせていない

紺碧の呪文

月が死ぬ時間

シナプス

花の種

スターゲイザー

モルフォン

痣の地図

落葉の意味と限られた数字の限りに関する研究

星の音

いろはうたの魂塵

氷の少年、樹を産む巨人

とある女の復讐劇

トワイライトドーム

君の歌がわからない

何を告げろと言うの

石榴の緋

この痛みすらも理解し難く

神様について

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By 361〜380

僅かな残響を唇に灯し

貴方は余韻だけを残す

玉響に想いを預ければ

泡沫と消えた人々の唄

蝉しぐれの森で、君と

そしてどこかで終わる二人

招かれた闇の果てで

正しく呼吸できる喉が羨ましかった

盲目のサロメ

果たせなかった約束をまだ誓いと呼べるなら

壊れない砂壁

ただ等しく美しい

終わりを望む指先

全てがここで終わるなら

誰もが日溜まりの中に居る

形で示して

君がいた世界しか知らない

鎮魂歌なんて歌いたくない

沈む世界から去る方法

枯れた棘に羊水を

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By 381〜400

揺り篭の名を騙る繭

結ばれた花

樹冠

犠牲であれ

揺らめく恋は陽炎に似る

誇る美貌、華の舞い

憎しみ狂うは誰が為か

慰めなれば

抱かれる腕にあの人を重ね

裏切り帰ろう無人の楽園へ

夜に蝶 黒い檻と蛍

愛しさ=

胸騒ぎ、蛇泣く夜明け

高らかに謳え

仮面の血を舐め故人を夢見る

蝶は堕ちた

魂はずっと共に

凸凹なようで、案外そうでもなかったり

越されそうな身長

妹さんを僕にください

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