[携帯モード] [URL送信]



「夢の中で(呂呂)」
これは無双6ストーリーモードからレジェンドモード設定が呂蒙の病床で見ている夢という話です。

「呂蒙殿、気分は如何ですか?」
「あぁ…陸遜か…」
「また…夢を見ていたのですか?」
「ああ、最近…よく見る夢だが、とても面白い夢でな…」
「どんな夢ですか?」
「それはな…俺は小さな居城で、太守を務めていてな…其処には俺を補佐する…副官が居て、二人で城を復興させて…それから…」
「…それから?」
「ああ…それから…城は栄えて…、二人で、ずっと、一緒に…と…」
「…呂蒙殿…」
「幸せ、なのだ…あの夢が…、もしかしたら、今…こうして、病に臥せっている方が、夢だと…思えるほどに…、俺は…夢の中の彼を」
「呂蒙…殿」
「彼を、好いていた、夢の中では…自然と、受け入れていて…」
「もう…呂蒙殿…」
「あの、呂布を…」
「呂蒙殿、無理に話すと、身体に障ります…」
「…陸遜…すまんな…、最後まで、こんな俺に…」「…っ」
「待っているのだ、夢の中の…俺の帰りを…」
「はい」
「また…少し…眠るとしよう…」
「はい」
「…」
「…いってらっしゃい、呂蒙殿…、目が醒めたら、お帰りなさいと…言わせてもらいますね…」                                                     

『呂布、今帰ったぞ』
『遅い!、戻ったら真っ先に、俺の所に顔を見せろと言い付けているだろうが!』
『いやぁ、すまんな。古い友人に逢って、つい話し込んでしまった』
『ふん、俺よりソイツを選ぶか。良い度胸だ』
『お前なぁ、子供じゃあるまいし、そんなに拗ねるな』
『拗ねてなどおらん!、まったく貴様は俺の気も知らず飄々と…』
『はははっ、悪かった。呂布、ただいま』
『…暫く城から出れぬと、覚悟しておけよ』
『城というか、寝室からだろう?』
『分かっているなら話は早い。呂蒙、脱げ』
『いきなり其れは、どうかと思うがなぁ』    
[*前へ] [次へ#]
[戻る]


無料HPエムペ!