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小説(長編)
4
「…い、おい!兄貴!全然大丈夫じゃねえじゃん。」

心配そうな顔をして、彰は俺の額に手を伸ばした。熱を測ってるようだ。
彰の手が触れてる部分が熱い。

彰の手を軽く振り払い、苦笑いしながら言った。

「わ、悪い。緊張してるみたいだ。初めて生徒会長として前に立って話しなきゃなんねえから…。」


そう、何故か俺は生徒会長に任命されてしまった。確かうちの学校って人気あるやつがやるって聞いてた気がするんだけど?何で俺が会長なんだ?中学の時に生徒会やってたってなら分かるけど。さっぱりわからないまま、今に至る。

まあとにかくそんな訳で、生徒会長として新入生に挨拶しなきゃならなかった。

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