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どんなに学校に行きたくなくても。
人間と関わりたくなくても。


それでもやっぱり雅の命令に逆らうわけにはいかないわけで。

理由?
わかんないよ、俺にもそんなの。
ただあいつには逆らっちゃいけないって、そう、思う。


刷り込みなのかもしれない。

まだ小さかった頃、未来と一緒にあの研究所にいた頃。
一回あいつに逆らって(俺としては全然逆らったつもりはなかったんだけど)未来が殺されかけた。
俺は殺せないけど、未来なら殺せるんだって示すみたいに。


本当に本当に、怖いと感じた。

何に対してかはわからない。
未来を殺されること、圧倒的な力、そして。


あいつ、笑ってた。

心底愉しいと、そう言うように。



怖い。

雅は、未来とは別の意味で俺にとって絶対なのだ。





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あきゅろす。
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