在世界一號, 8 6時少し前。 突然転入生が帰ると言い出した。 非常に面倒だが仕方ない。 ここは送っていかなければ。 「送ってってやるよ。」 「ぇえっ、ほんとか!?」 「僕も行くよ、柚。心配だからね。」 「おう!彬も二三弥もサンキューな!!あっ、なあ響は!?」 「あいつはほっとけ。どうせ来てくんねぇよ。セフレ以外興味ねぇからな。」 「そっか!あいつさみしいんだな!俺が傍にいてやらなくちゃ!!」 そう言って何故か仕事中の響の元へ駆け寄っていく編入生。 あいつには日本語が通じないのか。帰国だという話は聞いていなかったのだが。 「響!!」 「んー、何ぃ?」 律儀に返事をする響。あいつは、ああいうところで無視を出来る奴じゃない。 「お前…さびしかったんだな!」 「…んんん?」 「だって!セフレとか、よくない!」 「あー」 「俺が一緒にいてやるから、そういうのやめろよ!」 「うー」 ああ、響がめんどくさがってる。 どうする俺。どうすればいい。 [*前へ][次へ#] [戻る] |