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幻滅デイリー
ぼくたち男の子4
 ロリコン・巨乳フェチ・尻フェチ・手フェチかよ──と教師は愕然とする。君らは男だが、まだ中学生だろうがと泣きそうになる。もう、何を言われても驚かない。女子生徒は呆れ返って、次の授業である英語の教科書を開いていた。そのうちに、男子生徒は好みの異性について互いに話をし始める。教師は頭を抱えながらも、それを放置する事に決定した。
「じゃあ、安田はどんな女が好きなんだよ」
「俺は、清楚でおしとやかな感じが良いかな」
少し照れながら、安田は答える。そして、そのまま質問を返す。
「遊佐は?」
「やっぱ、性格だな」
しかし、安田は遊佐の彼女を思い出してツッコミを入れていた。確か、遊佐の彼女は去年の文化祭のミスコンで優勝していたはずだと。
「嘘をつくなよ、お前は絶対に顔で選んでる」
「いやいやいや、んな事は無いって。な、吉里? あ、所で吉里は?」
興味本位で、吉里に訊く遊佐。吉里は面倒臭そうに、机に伏せていた顔を上げた。
「俺は、母親に似ているならどうでも良い」
教師の耳に偶然入り、彼はマザコンかよ! と目を点にする。きっと、世間に擦れた雰囲気の彼がそう言うとは思わなかったのだろう。かなり、驚いている様だった。

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あきゅろす。
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