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龍と花
出会い

「五月蠅い、五十嵐組若頭の右腕がこんな奴とはな・・・若頭とやら もたかが知れてるな」

ナイフの人がそう言うと、イケメンさんの雰囲気がガラリと変わった
俺の背筋を冷や汗がつたう

「若を侮辱するな・・・ゲスが・・・コロシテヤル」
「出来るかな」
「――っ」

ナイフの人が、俺の首にピタリとナイフを当てた
冷たいた感触が首筋をなぞる

「コイツが死ぬぜ?」
「・・・いーんじゃね?」
「ぇ」

ちょ、っと。そこは普通、やめろ、離してやれ。とかじゃないんですか・・・?
俺が固まっていると、首筋に当たるナイフの感触がさっきよりも確かなものになった
あー・・・俺死ぬのか、だったら苦しまないで死にたいな・・・
そんなことを考え始めたら、イケメンさんの後ろに人影を見つけた
此方を見つめる瞳と目が合う

『動くな』

その男の口は確かにそう動いた。
この人の 言うことには従わなければ・・・脳が勝手に判断した
俺は小さく頷いて目を閉じる

一瞬の静寂・・・・・・・パンっ!・・・
すぐそばで聞こえた銃声。目を開けると、俺の横に立っていたはずの男が頭から血を流して地面に横たわっていた

[*過去][未来#]

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あきゅろす。
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