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久しぶりの情事。息の上がった妻。裸で抱き合うと、なんとも言えない安心感。幸福感を感じる。
「名前を入れてね、いれるよ…」
「うんん…」
こくりと頷く君がかわいくて、入り口を余計に刺激して侵入を試みる。
「ううッ、半助さんッ?! なんだか…」
「…すまない。久しぶりに君を抱けると思うと、なんだ、その…」
いつもより…。大きく、そそり立つ半助自身。
「ああッ、ちょっと…、痛ッいです…」
そうさっきから切っ先も入らずに、生殺し状態が続いている。入り口を丁寧に慣らし、充分過ぎるほどに潤っているのに…。
「ううッ、名前を入れてね。苦しいか…??」
「だッ、大丈夫です…、あたしが…上になれば…」
そう言って、私の上に覆いかぶさる。
「あぁッ、ちょっと…名前を入れてねッ!! きつ…い」
強引に挿入を試みる名前を入れてね。そんなにしたら痛いだろうに、ずぷり、ずぷりと半助自身を飲み込んでいく。
「なんで…こんなに、大き…いんですか??」
「ずっと君としたかったんだ…」
はにかむ君。半助がむくりと起き上がり、互いの背中に手をまわし、ゆっくりと腰を動かし始める。
「あうッ、やッんん」
揺さぶる度に、吐息が漏れる。耳を侵す水音、汗の匂い。よがる君が懐かしくて、自分の想像力の貧困さを思い知る。
「やっぱり、ひとりでするのと、実際にするんじゃ…全然違うな…」
腰をがっちりと掴み、えぐる様に出し入れを繰り返す。この向かい合ったつながり方。激しく水音を立てる結合部を、目線を落とすだけで容易に覗ける。
「んぁッ!! そ、そんなに見ないで下さい!!」
「…恥ずかしがる君が見たいんだ」
「はッ、あッ…も、もぉッ」
いやらしい行為に、頭の奥が痺れてくる。男の人は1ヶ月も我慢できないと聞くけど…。
「ううッ、名前を入れてねッ!! いく…ッ」
「ひぁッ!! 半…」
押し倒され、がつがつ突かれると、世界が煌めく。セクシーなあなたの吐息。もっと聴きたいのに…。膣内に脈を打って放出される精液。変な話だけど…。
「この瞬間が1番好き…」
ドクドクと放出し続ける半助に、にへっと笑って意識を手放す妻。この瞬間って…。妻の言動に、むくり…と起き上がる自分自身。
「射精した瞬間が…好き??」
収縮した膣内。名前を入れてねには悪いが、ゆっくりと腰を動かし始める。抜かずにまたしてしまうなんて…まったく。25にもなって、思春期真っ盛りじゃないんだから…。