THANKS
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アンダーウェアを胸の上まで捲り上げられ…胸元を滑る指が突起に触れ、摘んだその先端にキツく爪を立てた。

「…は…ぅッ!」

俺は…痛みに我慢出来ず声を上げる。

「…痛かった?」

優しく言うクセに…乱暴にそれを扱う。

「…痛ッ…たく…!」

耳たぶに噛み付かれ、その痛みに唇を噛む!

「…俺以外…見んな。」

熱い息と共に拓真がささやく。

「…な…に?」

「俺だけ、見てろ。」

今度はハッキリと。

…もしかして、妬いてんの?
まさか…
依月くんに?

「お前は…全部俺のモンだからな。」

突起を弄ってた指が滑り下り、後ろに移動する。

「痛ッ!」

…俺の尻に爪を立ててから、更にその奥へ。

「…ここもだ。」

長い指がたどり着いたのは…数え切れない程に愛された場所。

「…っ…たくっ!」

入れられた指がナカをまさぐり、快感に浸る身体をまた高めてく。

「…キモチイイ?」

「あぁ…ッ…ん!」

中を攻められて熱くなるのに…拓真はまだオレのナカに入ろうとしない。

焦れったくて…右手で拓真に触れる。

「…欲しいの?」

ナカのイイ所を引っ掛かれ、身体が跳ねた。

「…指じゃヤなの?」

甘い声に耐え切れず…何度も頷く。
…この…サディスト!

「…じゃあ言えよ。」

「…な…にを…?」

「ナカに入れて…って。」

顔がますます熱くなる!
後ろでファスナーを下ろす音が聞こえるのに…今更…なんで?

「それとも…指でイク?」

イカされるだけなんて…ヤダ。

イクなら一緒がいい。

首だけ後ろに向けて拓真の顔見ながら。

「たく…一緒に…イこ?…入れて…。」

目を細め…満足気にほほ笑むと、ナカから指を抜き…唇を重ねてくる。

差し入れられた拓真の舌に答えると…深く濃厚なキスへと変わってく。

足元が暖かくて…キスの合間に下を見る…と!

ドアが…開いてる!

「…もう部屋に入ったみたいだな。」

ドアを閉じてイヤラシく笑う拓真が俺を抱き上げた。

「俺に[入れて]って言ったの聞こえたかな?」

…俺は…頭ん中が真っ白になった…。



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あきゅろす。
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