王者立海生の日常
カミツレ
「…………………………………………………………………………………………………………あの時病室に来てくれたのは、お前だな？
……………………………………………………草薙」
ザァ…………………………ッ
無言になる二人の間を、風が抜ける
『………………………ごめんなさい…本当は直接顔を出さなければいけなかったのに』
「いいんだ、お前の学校のことを考えたら、きっと苦しんでくれてるんだって思ったからな
相手校の見舞いになんて普通来ないからな
………………………あぁ、でも名前くらいは教えていってほしかったな、探すのに苦労した」
そう言って意地悪く笑う橘の笑顔は兄妹でそっくりだった
「まぁ、不二や乾はすぐピンと来たみたいだぜ？
俺、あの花の花言葉は不二から聞いたんだ」
『え……………………っ』
杏「兄さーん、よもぎ！話は終わった？
準備できたってー！」
『準備？』
橘「実は俺たちは時間稼ぎも頼まれててな
…………………………まさか、今日が何の日か忘れたのか？」
「今日は草薙の誕生日だろ？」
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